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11月2日(火)紅葉状況

大町・松川地区
2021年11月2日

先日から11月に入り、青々としていた林内もあっという間に色づきました。

11月から2月の末まで、公園の開園時間は「9:30~16:00」に変更されますので、お間違えの無いようご注意ください。

こちらの2枚は空中回廊から見られる風景。

森の体験舎から大草原の家にかけての第二空中回廊は現在通行止めですが、第一空中回廊においても上から色づく林内を見ることができます。

色づいている場所はどこを撮ってもきれいです。
最近は午後になると雲が出て日が隠れてしまうので、お勧の時間帯は午前中です。
風が時折強く吹くと、葉がどんどん落ちてしまいます。期間限定の光景だからこそ、楽しめるのかもしれませんね。

葉が落ち始める寒い季節ですが、この時期になってようやく姿を見せる生き物がいます。

ウスタビガです。夜行性なのにもかかわらず、日中インフォメーションセンターに来ました。

夏に堀金・穂高地区で紹介された「やまこ(ヤママユガ)」の仲間です。ヤママユガは綺麗な繭を作ることで知られ、幼虫が出す繭糸からできる絹糸は一級品。

一方ウスタビガの繭はこんな感じ。

なんだか木の実みたいです。葉が落ちた季節に鮮やかな緑色をした繭は相当目立ちます。
皆さんも探してみてください。

ウスタビガの繭は糸が取れるヤママユの繭と比べると堅く、製糸業には適さないと言われていますが、化粧品のような医薬品に使おうとする試みがあるようです。人間の技術って本当にすごいですね。

落葉した葉や紅葉がよく似合う、すてきな蛾です。しかし成虫の寿命は1週間程度といわれているため、私がこの個体に会うことはきっともうないでしょう。生き物との出会いは一期一会です。

紅葉もいきものも、いつでも見られるものではないからこそ惹かれるものがあるのかもしれません。

 

秋のお楽しみ会

堀金・穂高地区

11月3日の文化の日は、あづみの学校で『秋のお楽しみ会』が開催されますよ。多目的ホールでは〝木の実&草の実展示・標本展示〟が行われます。

最初は万葉集の植物。万葉集に登場する山野草や花、樹木などで、安曇野で見られるものを調査しました。万葉集の歌に植物の写真を合わせて、パネル展示にしています。

木の実や草の実が、子孫を残すためにどのような戦略をとっているのか、わかりやすくグループ分けをしています。

現在公園で見られる〝ひっつき虫〟と呼ばれる植物の種や、木の実の展示。

春の若葉を標本にしたものと、秋の紅葉した葉をラミネートしたものを、同じ植物で比べています。理科教室の植物に詳しい〝公園パートナー〟による、為になる展示です。植物好きの方は、お見逃しなく。

※当日、公園パートナーによる解説はありません。ご了承ください。