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先週の月曜日、園内の林の下に置かれていたのはコリウスの苗。コリウスは葉を鑑賞するシソ科の園芸植物です。葉の形はシソの葉によく似ていますよ。
昨日の朝、野の休憩所北側の花壇の前を通ると、すでに半分近くが植えられていました。前日から植え込みの作業が始まっていたようです。
お馴染みの〝植え込み戦隊 シルバーズ〟の皆さんによる作業。桜やトチノキの下にあるので木漏れ日が差し込むような場所です。炎天下ではないので、シルバーズの皆さんにかかる負担も少しは和らいでいるようですね。
今朝見に行くと、植え込み作業はすでに終了していました。今年は品種ごとに整然と並べられていて、例年とは違ったレイアウトになっていましたよ。
長く楽しめるのもコリウスの魅力です。暑い夏を越えて10月頃まで見頃が続く予定です。可愛い花も咲きます。少しずつ成長する様子を見守りましょう。
穂高口前の見晴らしの丘。手前のサクラナデシコは終了しました。丘の上の方にあるキンギョソウは、まだ花を咲かせていますよ。なかなか粘り強いようです。
キンギョソウは茎の上部に花芽が付いて、下の方から花が咲きます。成長しながら咲き続けるので、下の方が終わっても先端には新しい花があるのです。
薄いピンク色のキンギョソウは、他の色に比べ脇芽をたくさん出しています。脇芽からも花を咲かせているので、少し復活したように見えますね。
キンギョソウの間にあるシモツケも咲いています。花壇のアクセントにもなって良いですね。公園内の各所でもシモツケが見頃になっていますよ。
サクラナデシコがあった花壇の脇では、センノウやノコギリソウも見頃です。もう少し頑張るキンギョソウと一緒に見てくださいね。
もちろん、花車での記念撮影も忘れないでくださいね。
今日は朝から気温が高く、日中は安曇野市穂高で35℃を超える猛暑日になりました。しばらくは厳しい暑さが続く予報です。熱中症には十分注意してください。この前まで北アルプスの尾根に残っていた雪も、あと僅かになっています。
常念岳の雪形「万能鍬(まんおうぐわ)」も3本刃が欠けてしまいました。
蝶ヶ岳の雪形「白蝶」は、翅が左右に分かれ空中分解。来年までお別れですね。
北アルプスを望む池の縁には、オオルリシジミの幼虫の食草「クララ」が咲いています。オオルリシジミがクララの花芽に産卵しても、すぐに寄生蜂に寄生されてしまいます。なので産卵直後に移植して保護をする対策を取っていますよ。
紫色のウツボグサも咲いています。カキツバタが終わった後、池周辺は少し寂しくなります。クララとウツボグサが一生懸命に池周辺を彩っているのです。
今の時期、長野県の各地ではモリアオガエルが産卵期を迎えています。『あめあめ ふれふれ カエル展』のモリアオガエルも、朝から産卵を始めましたよ。
飼育ケースを覆っていたヨシズを開けて観察。ガラスやガーランドに泡状の卵塊を産み始めた所です。自然では池の上に張り出した樹木の葉に産卵します。
最初はオスとメスのペアで始まった産卵ですが、途中から他のオスも加わって産卵が続きます。メス1匹に対し複数のオスが繁殖に参加するのです。 ヒキガエルも複数のオスがメスを奪い合う「蛙(かわず)合戦」がよく知られています。
1回の産卵数は300~500個ほど。泡の中に見える白い粒が卵です。
産卵を終えるとすぐに卵塊から離れます。自然の産卵は主に夜間に行われ、産卵を終えた個体は朝までに森へと帰っていきます。この後5~7日ほどで卵塊からオタマジャクシが出てくる予定ですよ。瞬間が見られると良いですね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』の住人、ベトナムコケガエル。苔そっくりに擬態して体表もデコボコしています。
目を拡大すると虹彩の部分も緑と黒の模様になっていて、細部まで苔に似せるこだわり様です。日中じっとして休息状態でも、いつも目を開けています。
こちらはジュウジメドクアマガエル。虹彩の部分に黒い模様があり、十字に見えることが名前の由来です。小さい時よりも虹彩の黒色が薄くなったようですよ。
真っ赤な目が印象的なアカメアマガエル。明るい時に起こすと猫目状態です。夜間真っ暗になると瞳孔が大きく開いて、黒目の面積も大きくなります。
お休みモードになると半目になり、瞬膜と呼ばれる膜が下から瞳を覆います。目を保護する役割があるのと、透けているので見えているのかもしれませんね。
今日は雨の1日でした。あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』に来てくれたのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。いつもは一番乗りなのですが、今年は色々忙しく半月経ってやっと見に来ることが出来ました。
シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシに餌をあげた後は、木の上に並ぶアマガエルを数えます。お気に入りのアマガエルは定番の緑色だそうです。
一通りカエル展を見た後は、多目的ホールの『ちびっ子あそび広場+』でエンジョイ。年中さんになると、今まで出来なかったこともいつの間にか出来るようになっています。缶ぽっくりやバランス遊具も楽々こなしますよ。
ジャンボ紙相撲もお気に入りのひとつ。何度やっても「もう1回」と繰り返しチャレンジ。土俵がへこんでいるのはおたまくんの気合ではなく、たくさんのお友達が遊んでくれた証拠なのです。
ボールプールでは、リラックスタイムも最初だけ。
お母さんのコチョコチョ攻撃や、足を持って引きずられたりして大絶叫のおたまくん。雨の土曜日でも、カエル展とあそび広場を満喫して帰りましたよ。
穂高口前の見晴らしの丘。手前、ピンクのサクラナデシコは見頃が過ぎました。丘の上のキンギョソウは、遠目にはまだ鮮やかに見えますね。
近づいて見ると、茎の真ん中から下の方は花が落ちているのがわかります。先端に花が残っていますが、見頃のピークは過ぎています。早めに見てくださいね。
あづみの学校と烏川幹線水路の間の園路を上がり、段々花畑の方へ水路を渡った所にあるハコネウツギの木。木全体に花が咲いて見頃の状態です。白からピンク・赤へと色が変わりますが、それぞれの色が混ざっていてとても綺麗です。
須砂渡口ゲート(閉鎖中)から水路を渡って西の方へ歩くと、東屋の裏側にヤマアジサイの木があります。いくつかの株が集まって大きくなっているようです。
青紫色の装飾花(萼)が綺麗なヤマアジサイ。中央の花はまだ蕾です。開花すると虫たちも集まります。足を運んで見てくださいね。蚊がとても多い場所なので、虫よけ対策は必須ですよ。
段々花畑ではウツギが咲いています。第1駐車場の植え込みでは5月に咲いていましたが、段々花畑やその他の公園各所では少し遅れて開花します。
こちらはピンクの八重咲です。ウツギは弓なりに枝を伸ばします。剪定が悪いと徒長枝が上に伸びて樹形が悪くなるので、なるべくそのままの方が良いですね。
黄色い花弁と赤紫色の萼片が綺麗なヤマオダマキ。長く伸びる距(きょ)も特徴で、糸を巻き取る苧環(おだまき)に形が似ることが名前の由来です。
距の部分がクリーム色をしているのがキバナノヤマオダマキです。段々花畑では、ヤマオダマキよりもキバナノヤマオダマキの方が元気があるようですよ。
手前のピントが甘くなりましたが、シランが見頃になっています。去年よりの少し減ったよう?芽が出始める頃は雑草と間違えやすいのかもしれませんね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』では、シュレーゲルアオガエルが繁殖しましたよ。右の白いものは卵塊。真ん中が卵塊から出て来たばかりのオタマジャクシ。左は少し大きくなったオタマジャクシです。
地中の穴の中で産卵するシュレーゲルアオガエル。水苔を敷き詰めたプラケースに抱卵したペアを入れておいた所、泡の卵塊を産みました。産卵から約1週間。水苔を掘り返してみると、卵塊の中で動くオタマジャクシが確認できたのです。
こちらは産卵を控えたペア。大きなメスの背中に小さなオスがしっかりとしがみつきます。ペアになってから産卵するまで10日ほどかかったようです。
そして今日、2つの卵塊からたくさんのオタマジャクシが出てきました。孵化後しばらくは、お腹にある卵黄嚢から栄養を吸収します。
栄養を吸収し終えると餌を食べ始めます。少し前に生まれたオタマジャクシは、餌を食べ始めると一気に大きくなりました。自然では田んぼの畔などに産卵するシュレーゲルアオガエル。普段なかなか見ることの出来ない、貴重な繁殖の様子を体験することが出来ました。
今日、関東甲信地方の梅雨入りが発表されました。公園も朝から雨が降り続いています。何度も紹介している見晴らしの丘のキンギョソウとサクラナデシコ。写真は昨日の様子です。手前のサクラナデシコは見頃のピークは過ぎています。
サクラナデシコの中に何カ所かポピーが咲いています。かなり昔にポピーを植えたことがあり、種が残っていて毎年芽を出すようですよ。
キンギョソウの間にある写真スポットの花車。花車は造園屋さんの手作り。車輪も板から切り出しています。腕に自信がある方は作ってみてはいかが?
花壇の脇には可愛らしいスイセンノウも咲いています。高温多湿に弱いそうですが、この場所は水はけが良いので、こぼれ種から発芽しているようですね。
キンギョソウは花序の下の方から花が落ちてきています。雨に打たれて落ちる花も多くなりそうです。今週末には花数も減ってしまいそうですね。