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モリアオガエルの繁殖

堀金・穂高地区
2022年6月17日

新しいカエラーのお友達が増えましたよ。普段はオーストラリアで暮らしている〝しろちゃん〟です。ワンちゃんは飼っていませんが、いつも犬のしろちゃんになりきって遊んでいるのだとか。カエルが大好きなしろちゃん。初めて日本の大きなヒキガエルに触れることができて大感激なのです。

そしてこちらは、今月8日夜~9日朝にかけてモリアオガエルが産んだ卵塊です。6月はモリアオガエルの繁殖期。池の上に張り出した樹木の葉に卵を産み付ける、珍しい習性を持っています。

2日前には卵塊の中で孵化したオタマジャクシが、泡の向こうに薄っすらと見えていました。実は昨日も来てくれていたしろちゃんは、この状態を見ていましたよ。

産卵から8日目の今日、卵塊からオタマジャクシが出てきました。夕方に来てくれたしろちゃんも、1日で出てきたオタマジャクシにビックリです。

自然では雨が降ったりして泡が柔らかくなるのですが、部屋の中では雨が降らないので、オタマジャクシが中で動くことによって、卵塊の下に集まって水に落ちるようです。

最初は自分のお腹にある栄養を吸収して、数日してから餌を食べるようになります。とっても珍しいモリアオガエルの繁殖。今日は団体の子どもたちを始め、たくさんのお客様に見ていただきました。

 

キセキレイの繁殖、再び

堀金・穂高地区
2022年6月16日

すやすやと眠っているのはキセキレイのヒナです。まだ生まれて間もない様子。ふわふわの羽毛は生えてきていますが、目はまだ開いていないようですね。4羽いるようですよ。

写真を撮っていると親鳥と間違えて、時々「ごはん ちょうだい」と大きく口を開きます。ごはんが無くてごめんね。

巣があるのはあづみの学校の裏側、以前にもキセキレイの巣作りを紹介した場所のすぐ近くです。最近この周辺にキセキレイがいることが多く、もしかしてと思って覗いてみましたよ。

いつもドアを開けるといるのがこちらのメス。最初はまだ若鳥かと思っていたのですが、お母さんだったのです。他の親鳥と比べ、かなり近くまで寄ってきますよ。

餌の虫を運んで来たのがオス。喉の部分が黒いので、メスと見分けることが出来ます。お父さんの方が少し警戒心が強いようです。新しい命が増えるのは嬉しいことですね。

 

かえるのピクルス

堀金・穂高地区
2022年6月15日

皆さんは〝かえるのピクルス〟をご存じですか?あづみのブログにも度々登場していますよ。ピクルスのHPに掲載されているプロフィールによると、1994年6月1日(梅雨の初めの頃)が誕生日。好きなものは雨の日。近所の子どもが友達で、しっとりと明るい性格なんだそうです。

そんなピクルスに新しい友達が仲間入り。ライムグリーンに赤いセーラースタイルが可愛いですね。歴代のセーラースタイルのピクルスたちと一緒に、夏を先取りです。

梅雨の時期にぴったりなのが、お天気スタイルのピクルスです。左は良く知られているTV番組とのコラボレーション。雨傘と虹、雲と傘のマークもおしゃれですね。

子供たちに人気なのが着ぐるみスタイル。左からリス、ウサギ、ネコ、トラ。最初から着ぐるみになっているものと、トラのように着ぐるみを後から着せるタイプがありますよ。

ひとり宙に浮いているのは蝶々のピクルス。翅が生えているので、お空を飛べるのです。かえるのピクルスは子どもはもちろん、大人にも人気のキャラクター。特別展示『あめあめふれふれ カエル展』を盛り上げてくれるピクルスたちを見に来てくださいね。あづみの学校理科教室ですよ。

 

6月のお花✿段々花畑

堀金・穂高地区
2022年6月14日

今日は段々花畑のお花をご紹介します。梅雨時期の草花と言えばウスゲヤナギラン。 最上段や少し下の段で咲き始めました。 草丈も高く色も鮮やかなので、遠くからでも良く目立ちます。

大きいものは2mにもなるオニシモツケ。公園では1mほどです。粒々のつぼみから、はじけるように咲いた小さな花が可愛らしいですね。

クリーム色のキバナノヤマオダマキは、距と萼片が紫色をしているヤマオダマキの黄花種と言われています。下向きに咲いているので、写真を撮るときは上向きに撮影しがちです。

※花名が間違っていました。6月23日訂正。

アスチルベはチダケサシの園芸種。チダケサシに比べ花がまとまって咲き、ボリューム感があります。公園ではアスチルベが先に咲いて、後からチダケサシが咲きますよ。

標高差のある公園では、標高の低い場所から花が咲くことが多いのですが、キリンソウは標高の高い段々花畑で先に咲いてから、遅れて標高の低い段々池周辺で咲くようになります。不思議ですね。

 

コリウス✿

堀金・穂高地区
2022年6月13日

野の休憩所北側花壇ではコリウスの植え付けが始まりました。アジアやアフリカ、オーストラリアなどに自生するシソ科の植物です。花も咲きますが、主に色鮮やかな葉を鑑賞します。

8品種、5060株のコリウス。夏に向けて、成長が楽しみですね。

植えているのはもちろん〝コリウス戦隊 シルバーズ〟の皆さん。去年は雨で花壇の土がはねて、葉に付着して固まってしまいました。今年は土にチップをかぶせて土がはねないようにしましたよ。

一方こちらは段々花畑の鯉のぼり。今月5日で終了していましたが、お天気や作業の都合で今日の撤去となりました。

鯉のぼりを吊るしていたワイヤーを緩めて、1本ずつ降ろしていきます。

朝早くからの作業でしたが、しばらくすると青空も見えてきました。北アルプス蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟も久しぶりに姿を現しました。鯉のぼりとの共演も、これで見納めですね。

 

コクワガタ

堀金・穂高地区
2022年6月12日

今日、今年初めてコクワガタを見つけましたよ。いたのはミズナラの木。毎年カブトムシがたくさん集まる木です。樹液も出ていて、それを目当てにやって来たようです。

昨日、「今年のクワガタはまだですか?」という質問を受けたばかり。「活動はしていますが、まだ夜にしか見られないと思います。」と答えたのですが、昼間に活動していましたね。

こちらはオオスズメバチ。朝早く、地面でじっとしている所を見つけました。棒を近づけると乗って来たので、白いトレーに移して写真を撮りました。少し小さめの個体でしたよ。

正面から見るとこんな感じです。針で刺されるのも怖いですが、大きな顎も迫力があります。しばらくするとブーンと飛んでいきました。皆さんは危ないので、真似しないでくださいね。

宙に浮いているように見えるのは、ミノガの幼虫のミノムシです。よく木の枝や建物の壁に張り付いているのを見かけますが、こちらは糸を出してぶら下がっています。少しでも遠くへ移動したかったのかもしれませんね。ブランブランと、しばし空中遊泳です。

 

アサギマダラ

堀金・穂高地区
2022年6月11日

開園前に段々花畑で見つけたのは、2頭のアサギマダラ。毎年秋にフジバカマが咲く頃、北から南へと渡りをする途中に姿を現します。春から夏にかけては、南から北上する途中になるようです。

とまっているのはフジバカマ。花が咲いていなくても、いつも現れる場所で見られるのは驚きですね。この後2頭で舞い上がり、近くの桜の木の上に飛んでいきました。

こちらの逃げていくお猿さんは、走るのが大変そうです。3本の手足で走っています。右腕が曲がって使えないようです。生まれつきなのか事故によるものかはわかりませんが、痛々しいですね。

場所が変わってあづみの学校の理科教室。これまでガイドセンターにあった「カエルの缶バッジ」のガチャガチャが、カエル展の会場に引っ越してきましたよ。カエルグッズのお隣にあります。

缶バッジは、職員撮影のあづみの公園オリジナル。他では手に入りませんよ。カエル展の期間だけの販売です。カエル展を見てカエルが好きになったら、ぜひチャレンジしてくださいね。

 

赤ちゃん、お披露目

堀金・穂高地区
2022年6月10日

相変わらず集団行動のお猿さんたち。あらゆる場所から現れて公園の中を移動します。公園がお猿さんの生活圏の中にあって餌も豊富にあるので、入らずにはいられないようですね。

林の中から出てきたのはお母さんと赤ちゃんです。成熟したメスの数だけ赤ちゃんが生まれるので、さらに大家族(大きな群れ)になってしまいました。でも赤ちゃんはとっても可愛いのです。

哺乳類なので、当然お母さんの母乳で育ちますよ。赤ちゃんが生まれるとお母さんは神経質になります。たいていはすぐに赤ちゃんを抱えて逃げていきますが、あまり近づくと威嚇されることも。他の個体が加勢することもあるので、気を付けてくださいね。

お猿さんたちの目当てはこちらの木の実。まだ熟しきっていませんが夢中で食べています。

アキグミのような花が咲いていたのですが、実ったのはグミの実?正確にはわかりませんが、とにかくおいしいようですね。派手ないたずらと、大量のうんちだけは勘弁してね。

 

アオダイショウ

堀金・穂高地区
2022年6月9日

網の中にいるのはアオダイショウです。あづみの学校理科教室の裏方で見つけましたよ。体長は1mほど。実は毎年この辺りでアオダイショウを見かけます。それも年々大きくなっているのです。

もしかしたら同じ個体で、この辺りに暮らしているのかもしれませんね。オリーブ色の体色をしていますが、個体によっても変異があり、光の当たり具合によっても見え方が違うようです。

大きくなると2mほどに成長します。ネズミなどの地上の小動物も食べますが、木に登り鳥の卵やヒナを襲うこともあります。古い家屋などで屋根裏に入ってくるのもアオダイショウが多いようです。

おとなしい性格ですが、変なところに入られると困るので、少し離れた場所に行ってもらうことにしました。木登りが得意なので、ブロック塀も器用に登っていきます。

笹藪の中に帰ってもらいましたよ。公園の中には、他にもシマヘビやヤマカガシが暮らしています。苦手な方も多いと思いますが、園路で見かけたらそっとしてあげてくださいね。

 

カエルの見分け方

堀金・穂高地区
2022年6月8日

あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』。ニホンアマガエルの色違いが勢揃いです。緑色や灰色(茶色)は、自然でも周囲の環境にあわせて体色を変化させます。左側の青や黒の個体は、以前も紹介した突然変異による色素異常です。

ニホンアマガエルの顔を良く見ると、鼻から目を通り鼓膜にかけて黒い線があります。この線があると間違いなくアマガエルですが、田んぼで見られる緑色のカエルには、この線が無いものもいます。

それがシュレーゲルアオガエルです。大きい方がメス、小さい方がオスです。繁殖期に出会うと「だいすきー」としがみつきますよ。アマガエルの鳴き声は「クワックワックワッ・・・」、シュレーゲルアオガエルは「キリリリリ・・・」と高い声が特徴です。

シュレーゲルアオガエルにそっくりなのがモリアオガエル。シュレーゲルアオガエルは黒目の周りの虹彩(こうさい)が黄色く、モリアオガエルは虹彩が赤いのが特徴です。「カララ・・・コココ・・・」と低い声で鳴きます。

全然違う種類に見えますが、こちらもモリアオガエルです。長野県北部や中部に分布するものは模様の無い無紋(むもん)型ですが、長野県南部や愛知県、静岡県などでは模様のある有紋(ゆうもん)型が見られます。体の大きさも無紋型よりも有紋型の方がひとまわり大きくなる特徴がありますよ。