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特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』は、今日で終了です。アフリカウシガエルの餌をあげているのは、昨日も来てくれた〝ちーたん〟です。

食べているのはエビのむき身。一度噛みついたら放しません。自分より大きくても飛び掛かる貪欲な性質です。餌や掃除の時は噛まれないように要注意です。

「カエルの缶バッジ」のガチャガチャにもチャレンジ。カエラーのちーたんは何が出ても嬉しいのです。次の特別展示まではもう少し置いておきますよ。

カエルグッズの中にある、可愛いカエルの折り紙。実は以前、ちーたんが作ってくれたものです。アカメアマガエルやツノガエルの特徴が良く出ていますね。

カエル展が終了しても、日本のカエルたちは理科教室の元の場所に戻ります。外国のカエルたちはしばらくお別れです。期間中は大勢の方に見に来ていただき、本当に有難うございました。「またね、ケロケロ!」
明日で終わるカエル展を見に来てくれたのは、お馴染みの〝ちーたん〟です。大好きなカエルグッズを前に不満顔なのは、お外に遊びに行きたいからなのです。

アジサイが飾られているアマガエルの飼育ケースでは、お花の上に乗っている可愛いカエルたちに癒されます。すっかりカエラーのお顔に戻りましたね。

そんなアマガエルの中に黒いカエルが1匹。2022年5月に寄贈していただいた色彩変異個体です。最初は背中に金箔のような色も入っていましたが、今ではすっかり色褪せました。それでも今年で丸3年になりますよ。

カエル展だけでなく、多目的ホールの『ちびっ子あそび広場+』も明日で終了です。今日もたくさんの子供たちが遊びに来てくれました。

土俵が大きくへこんでいたジャンボ紙相撲。ダンボールの下に補強を入れて元の姿に戻りました。思い切りバンバン叩いても平気です。明日の最終日もたくさん遊んでくださいね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』は、あと2日で終了です。開催期間の最終週になって、2種類の新しいカエルが登場です。

初登場はヌマガエル。ヌマガエル科に分類される、3~5㎝ほどのカエルです。分布域は東海以西で、西日本に多く見られます。長野県にはいないかな?

ヌマガエルによく似ているツチガエル。長野県にも多く生息しています。背中の突起が大きく〝イボガエル〟とも呼ばれますよ。匂いが強い特徴もあります。

手の上でひっくり返っているのはベトナムコケガエル。身の危険を感じると死んだふりをする特徴があり、手で持っただけで体を丸めて動かなくなります。背中のコケ模様と併せて護身術には余念がないのです。

水生ガエルのマルメタピオカガエル。脱皮した透明の皮膚が、足の方に浮いているのがわかりますね。最終日まで、まだまだ楽しい発見がありそうですよ。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』。カエル展示と並んで人気のあるカエルグッズの展示。可愛いグッズがズラリと並びます。

コレクションが増えて並べきれなかったグッズたちを、先週ようやく仲間に入れることが出来ました。ガチャガチャや松本かえるまつりでゲットしたもの、お友達から頂いたものなど様々。子供も大人も楽しそうにのぞき込んでいますよ。

安曇野では平地に多いトノサマガエルと、山地に多いヤマアカガエル。動くものを餌と認識するので、お互いガラス越しに動くのが気になって仕方ないのです。

公園の池で生まれたヤマアカガエルは、オタマジャクシからカエルへと変態する様子が観察できました。次第に尾が短くなって、小さなカエルになりますよ。

ミツヅノコノハガエルとアカトマトガエルの共演。どちらも強烈なインパクトで人気があります。ミツヅノコノハガエルは毎日消灯後に「アァ!」と、とても大きな声で鳴き始めます。その声は廊下を出て、玄関ホールにまで響くのです。

こちらも人気抜群のフライシュマンアマガエルモドキ。内臓が透けて見え、赤い心臓が鼓動する様子も観察できます。いつも蓋に張り付いているので、背中やお顔を見ることが出来ません。そんなところも含めて可愛らしいですね。
カエル展は今月29日の日曜日で終了します。まだ見ていない方はもちろん、何度も見に来てくれているカエラーさんも、ラストウィークに見に来てくださいね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』。アマガエルの飼育ケースにアジサイの花が入りました。今の時期にピッタリですね。

お花の上に乗っているのはアマガエル。実は今年になって近畿地方を分布の境界として、西側と東側のアマガエルは遺伝学的にも別種ということが分かったのです。西側は従来のニホンアマガエル。東側は新種としてヒガシニホンアマガエルと名付けられました。身近なアマガエルの新しい発見に驚きです。

葉っぱの上にいるのはシュレーゲルアオガエル。鼻から目を通り鼓膜にかけて黒い線があるのがアマガエルで、無いのがシュレーゲルアオガエルです。シュレーゲルアオガエルのオスは、大きさもアマガエル同じくらいですよ。

昨日、卵塊の中にオタマジャクシが確認できたモリアオガエル。オタマジャクシがいた所が空洞になっていました。昨夜から今朝までに落下したようです。

水の中には小さなオタマジャクシがいっぱいです。落ちる瞬間を観察できなかったのは残念ですが、多くのお客様が「生まれたばかりの赤ちゃんだよ」と、興味深そうにのぞき込んでいました。カエル展開催中に生まれて何よりです。
あづみの学校理科教室の昆虫展示コーナーに仲間入りしたのはミヤマクワガタ。10日ほど前に採集しました・・・というより落ちていたのです。まだカブトムシの姿は見ていませんが、そろそろ出現し始める時期になりましたよ。

賑やかななのはハナムグリたち。小さなコアオハナムグリ、一回り大きなアオハナムグリ、一番大きなシロテンハナムグリの3種類が同居しています。

現在、一番多くシロテンハナムグリ姿が見られるのは、今が見頃のクリの花です。強い匂いに惹かれて集まって来るようです。

クララの蜜を吸っているのはトラマルハナバチ。口吻が長く伸びるので、蜜が奥の方にある花でも上手に吸蜜することが出来るのです。今日は1年で最も日が長い夏至。お天気が良いので、昆虫採集や観察にもってこいの1日でしたよ。

変わって『あめあめ ふれふれ カエル展』のモリアオガエルの卵塊。卵塊の中でオタマジャクシの動く様子が観察出来ました。明日の日曜日に出てくると丁度良いのですが、上手くいくかな?
今の時期、長野県の各地ではモリアオガエルが産卵期を迎えています。『あめあめ ふれふれ カエル展』のモリアオガエルも、朝から産卵を始めましたよ。

飼育ケースを覆っていたヨシズを開けて観察。ガラスやガーランドに泡状の卵塊を産み始めた所です。自然では池の上に張り出した樹木の葉に産卵します。

最初はオスとメスのペアで始まった産卵ですが、途中から他のオスも加わって産卵が続きます。メス1匹に対し複数のオスが繁殖に参加するのです。 ヒキガエルも複数のオスがメスを奪い合う「蛙(かわず)合戦」がよく知られています。

1回の産卵数は300~500個ほど。泡の中に見える白い粒が卵です。

産卵を終えるとすぐに卵塊から離れます。自然の産卵は主に夜間に行われ、産卵を終えた個体は朝までに森へと帰っていきます。この後5~7日ほどで卵塊からオタマジャクシが出てくる予定ですよ。瞬間が見られると良いですね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』の住人、ベトナムコケガエル。苔そっくりに擬態して体表もデコボコしています。

目を拡大すると虹彩の部分も緑と黒の模様になっていて、細部まで苔に似せるこだわり様です。日中じっとして休息状態でも、いつも目を開けています。

こちらはジュウジメドクアマガエル。虹彩の部分に黒い模様があり、十字に見えることが名前の由来です。小さい時よりも虹彩の黒色が薄くなったようですよ。

真っ赤な目が印象的なアカメアマガエル。明るい時に起こすと猫目状態です。夜間真っ暗になると瞳孔が大きく開いて、黒目の面積も大きくなります。

お休みモードになると半目になり、瞬膜と呼ばれる膜が下から瞳を覆います。目を保護する役割があるのと、透けているので見えているのかもしれませんね。
あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめ ふれふれ カエル展』では、シュレーゲルアオガエルが繁殖しましたよ。右の白いものは卵塊。真ん中が卵塊から出て来たばかりのオタマジャクシ。左は少し大きくなったオタマジャクシです。

地中の穴の中で産卵するシュレーゲルアオガエル。水苔を敷き詰めたプラケースに抱卵したペアを入れておいた所、泡の卵塊を産みました。産卵から約1週間。水苔を掘り返してみると、卵塊の中で動くオタマジャクシが確認できたのです。

こちらは産卵を控えたペア。大きなメスの背中に小さなオスがしっかりとしがみつきます。ペアになってから産卵するまで10日ほどかかったようです。

そして今日、2つの卵塊からたくさんのオタマジャクシが出てきました。孵化後しばらくは、お腹にある卵黄嚢から栄養を吸収します。

栄養を吸収し終えると餌を食べ始めます。少し前に生まれたオタマジャクシは、餌を食べ始めると一気に大きくなりました。自然では田んぼの畔などに産卵するシュレーゲルアオガエル。普段なかなか見ることの出来ない、貴重な繁殖の様子を体験することが出来ました。
お馴染みの〝そうちゃん〟と〝ちーくん〟兄弟が、カエル展を見に来てくれました。そうちゃんは今年新しくなったカエルの缶バッジのガチャに挑戦。ベトナムコケガエルをゲットして、実物と一緒に記念撮影をしましたよ。

ちーくんもベトナムコケガエルが出ました。同じのが出て機嫌が悪いわけではありません。写真撮影になると、わざと不機嫌顔になるのです。

今度は笑顔のちーくん。見ているのは落ち葉に擬態しているミツヅノコノハガエル。2匹のうち、後にいる個体がなんだか変な動きをしているようです。

「ウゲーッ」と繰り返し大きな口を開けています。口を開けるタイミングで瞼も閉じるので、目の上の角も無くなったように見えますね。実は脱皮中なのです。カエルが脱皮をする時は、体をこわばらせるような体勢になります。

体が濡れたようになるのも特徴です。よく見ると口の横に薄い皮が集まっているのが見えますよ。皮を食べることも多いのです。カエルの脱皮は新陳代謝の為。時々古い皮を脱いで体を清潔に保つようですよ。貴重な脱皮シーンでした。

そして明日は、松本市のなわて通りで『松本かえるまつり2025』が開催されます。全国からカエルグッズのお店が集まりますよ。公園にも来てほしいすが、かえるまつりも見逃せませんね。興味のある方は、なわて通りへLet’s Go!