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ガイドセンターやあづみの学校周辺の林の中を見上げると、ヒトツバカエデが黄葉しています。カエデの仲間ですが、葉に切れ込みが無いのが特徴です。

鮮やかに色づきますが10mほどの樹高があるので、上の方を見ていないとなかなか気づき難いのです。葉が地面にたくさん落ちているのを見つけた時には、ピークを過ぎていることが多いのです。上の方もちゃんと見て散策しましょうね。

こちらはガマズミの仲間のオオカメノキです。葉が緑の時はあまり目立ちませんが、紅葉を始めると目につくようになります。

丸い葉はヒトツバカエデに似ていますね。樹高は2~6mほどの落葉低木です。この場所では、少しずつゆっくりと成長しているようですよ。

コシアブラも樹高が高いので見上げるように観察します。こちらは丸くはなく、5枚の小葉が1つになった掌状複葉が特徴です。葉は緑からクリーム色へと、色が抜けていきます。紅葉でも黄葉でもない、白葉という言葉が似合いそうです。
池横の園路沿いにあるミズキの木。春先に枝を切ると、水が滴るくらい流れ出ることが名前の由来だそうです。初夏には枝いっぱいに白い花を咲かせますよ。

秋になって実を落とした後は、鮮やかな紅葉を見せてくれます。1枚の葉の中で徐々に紅葉が進むので、それぞれの葉でグラデーションが楽しめるのです。

あづみの学校前ではハウチワカエデが紅葉しています。部分部分で紅葉の度合いが異なるので、木全体でグラデーションが楽しめます。

年によっても紅葉の色合いが異なります。今年は黄色やオレンジが少ないようです。緑から朱色、深紅になるまでの変化が楽しいですね。

下から見上げると雰囲気も変わります。葉を透過する光の影響で、見た感じも違ってくるのです。高くそびえるアカマツの緑も、紅葉を引き立ててくれますね。
お天気の良かった昨日の写真。コスモスが撤去された段々原っぱに〝風景の扉〟が残されていました。子供たちがたくさん遊んでくれたので、小さい扉がとれてしまいました。明日には全部撤去される予定ですよ。

そんな秋の公園で見つけたのは赤いトウモロコシ?これはマムシグサの実です。茎の模様がマムシに似ることが名前の由来で、草全体に毒があります。

食中毒を起こすような強い毒だそうです。実が落ちるとこの様になります。公園の所々で見られますが、興味本位でも決して口にしないでくださいね。

グミのような形のサンシュユの実。渋みや酸味が強いので、果実酒やジャムなどに加工されます。漢方薬としても古くから利用されているようです。

ウメモドキは赤い実をたくさんつけるので、庭木として人気があります。実のついた枝を生け花にも利用します。食用にはしませんが鳥たちには人気なのです。
ガイドセンターの無料区側、車椅子スロープ沿いの植え込みに咲くホトトギスです。花弁の斑点が、鳥のホトトギスの胸の模様に似ることが名前の由来です。

あづみの学校前に咲いているホトトギス。先ほどの写真とは少し雰囲気が異なります。自生種と園芸種の違いかもしれません。因みに段々花畑西側のベンチの後ろには、茎が長く花数も多いタイワンホトトギスが植えられていますよ。

段々花畑の上から3段目と4段目の段差に咲くリンドウ。公園では1年の最も遅くに咲く山野草です。ほんの少ししかないので、よく探してくださいね。

花が終わったフジバカマの近くに白い花が咲いていました。白花のフジバカマのようです。まだ咲き始めなので、越冬前の虫たちの貴重な蜜源になりそうです。

あづみの学校周辺の林の中にもヤマツツジが咲いています。こちらでは紅葉したヤマウルシとの共演です。撮影に夢中になって触らないように注意しましょう。
龍の広場の一画にあるヌルデの木の紅葉。ヌルデはヤマウルシと同じウルシ科に分類されます。かぶれる成分は少ないようですが、肌の弱い方は要注意です。

ヌルデの種子は土の中で20年以上寿命を保つそうですが、樹木の寿命は数十年と短いようです。実際公園のヌルデも最近枯れてしまう木が出始めました。

少し前に、日当たりの良い場所とそうでない場所のガマズミを紹介しました。こちらは穂高口南側のガマズミ。日当たりが良い場所に生育しています。

実もぎっしりと生っています。実のつき方は生育場所にもよりますが、木それぞれの特性もあるようですね。たくさんの実は鳥たちに喜ばれそうです。


近くにはコムラサキの木もあります。こちらも枝いっぱいに紫色の実をつけていました。やはり鳥たちに好まれるようです。ちょっとお菓子みたいですね。
河畔の広場近くにあるホオノキには、たくさんの実が生ります。10月1日に撮影した時は赤く色づいて、果皮もしっかりとしていました。

10月15日には果皮が裂けて、赤い種が顔をのぞかせています。展示するのに自然に落ちるのを待っているのですが、この頃からお猿さんの襲撃が始まります。

ニホンザルに食べられた実が木の下に落ちていました。果皮ごと丸かじりにするようです。でも全部食べずにポイ捨てするのが、お猿さんなのです。

10月21日には果皮は茶色くなっています。良く見えるようになった種は糸で実と繋がっていて、すぐには落ちず鳥が食べやすいようになっているようです。

写真を撮っていると青い鳥が実にとまりました。実際に種を食べている所は見ていませんが、実から実へと飛び移り、実をつつくような仕草をしていましたよ。

後で調べると、オオルリのオスの若鳥のようでした。頭のてっぺんと背中や翼、尾羽は青くなっていますが、顔はまだ青くありません。公園生まれでしょうか?これから南方へ渡りをする前に、腹ごしらえをしていたのかもしれませんね。また来年の春に公園に戻ってきてくれたらいいですね。
第1駐車場の植え込みにあるのは1本のノリウツギの木。自生種ではなく、装飾花が立派な園芸種です。7月頃の花の時期には真っ白な装飾花が見られますよ。

花が終わると徐々に赤く変色していきます。自然にできるドライフラワーのようですね。周囲で色付き始めた紅葉と競い合っているようです。

駐車場の中央付近にはナナカマドがあります。この場所はあまり条件が良くないようです。枝が枯れたりして、なかなか大きくなれないようですよ。

それでも、毎年他のナナカマドよりも早く紅葉を始めます。きれいに色づく年もあれば、茶色く枯れたようになる年もあります。今年はどうでしょうか?

ヤマツツジは春に花を咲かせますが、秋にも花が咲くのです。紅葉が始まれば、1本の木で花と紅葉が同時に楽しめるかもしれませんね。
先週、これまで飼育していたヤマメを取り上げてから1週間。今日の午後、新しいヤマメがやって来ました。去年の秋に生まれた生後1年のヤマメたちです。

ヤマメは養殖業者さんから、トラックの生簀に積まれてやって来ます。途中酸欠にならないように、酸素のエアレーションを入れてますよ。

生簀からは樽に移して水槽まで運びます。

養殖場と公園の水槽では水質が異なるので、少しずつ飼育水を入れて水合わせをします。ゆっくりと水槽に放していくのです。

こちらは別の水槽に入れる信州サーモンです。40~50㎝と大きいので、傷つかないように1尾ずつビニール製のタンクで運びます。今回は3尾入りました。

他にもニジマスやアルビノのニジマス、ブラウントラウトなども仲間入りです。

夏の時期に体調を崩して、お魚たちの数が少なくなっていましたが、ようやく水槽が賑やかになりました。新しいお魚たちも見に来てくださいね。
カツラやオオヤマザクラなど、木々の中には早くも葉を落としているものもあります。それでも紅葉はまだ始まったばかり。散策しながら探してくださいね。

野原北側の一画は色付き始め。この場所はたくさんの種類の広葉樹が並んでいるので、紅葉が進むと一層鮮やかになるのです。楽しみですね。

看板を囲むように植えられているのはドウダンツツジ。小さな葉は濃い赤色に紅葉します。樹高の低いドウダンツツジの紅葉は、まさに〝小さい秋〟ですね。

こちらも小さめのイロハモミジ。少しずつ紅葉が進んでいるのがわかります。緑から赤へと徐々に変化していく様子が楽しめますよ。

黄色、オレンジ、朱色が混じったウワミズザクラ。第1駐車場にあるこの木は特に鮮やに色付きます。きれいな紅葉を見つけると嬉しくなりますね。
休園日の今日は1日晴れのお天気が続きました。先週土曜日は曇りのち雨、日曜日は曇りだったので、最後のコスモス鑑賞にはあいにくのお天気でした。今日のようなお天気だと良かったのですが、残念です。

最後まで見頃状態のコスモスも、今日から撤去が始まりました。先週まで〝花がら摘み戦隊〟のシルバーズの皆さんも、今日は〝抜き取り戦隊〟です。

撤去作業は、あっという間です。明日火曜日には全部終了しそうですよ。

立派に育ったコリウスの花壇。こちらも同じく撤去されます。

コスモスが撤去された所から、すぐにチューリップの準備が始まりました。小型の耕運機で硬くなった土を耕していきます。

もうすぐチューリップの球根植え付け作業も始まりますよ。