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公園のソヨゴにアオバトが潜んでいました。
アオバトは緑色の美しいハトで、当園ではあまり見かけない珍客。また、海水を飲むことで有名な鳥です。
落葉シーズンとなりましたが、ソヨゴのような常緑樹は通年で葉を落としません。
こういった常緑樹は、葉が落ちてしまう冬でも野鳥たちが身を隠すことのできる貴重な場所になります。
別の場所ではシジュウカラがアカマツの実を食べていました。
シジュウカラのようなカラ類は木の実や種子が大好き。
その上冬でも葉を落とし切らないアカマツは身を隠すのにうってつけ。
冬季の松の木は好物の「実」をゲットでき、本人は「身」をかくすことができる、小鳥たちのオアシスですね()
また、葉を落とす落葉樹でも野鳥の姿を見ることができます。
葉の落ちたカラマツではエナガがわずかに残った実や、樹上にいる虫を食べていました。
目立つ場所に出るというリスクを冒して餌を探す子もいるようですね。
また葉が落ちることで見つかるものがあります。これはウスタビガという蛾の繭。
昨年も紹介したこの提灯のような繭ですが、今年は繭も成虫も少ないように感じます。
こちらがウスタビガの成虫(♂)。あの小さな繭から秋色の美しい蛾が出てくるのです。
彼らのシーズンは11月上旬~中旬で終わってしまうので、もう見ることはかないません。
1年間のうち、晩秋から初秋のわずかな時期にだけ現れる魅惑の蛾です。
間もなく落葉も終わりやがて雪が降ります。
季節ごとに変わる生き物たちの営みを見逃さないよう、私もより目を光らせようと思います!
園内の木々はすっかり葉を落とし、冬の森へと姿を変えつつあります。
園路上に落ちた葉も綺麗です。ふと見ると一枚だけ真っ白な葉っぱ?が・・・。
よく見ると葉っぱではなく一匹の蝶。全く動かないので近くで見ないと蝶だと分かりません。
この子はウラギンシジミ。なんと成虫の姿で冬を越す蝶の一種です。
地中で冬眠できる幼虫とは違い、蝶の姿で冬を越す子たちはたとえ吹雪の中でもほぼ野ざらしの状態ということになります。
昨年度は雪がたくさん降りましたが、このような環境でどのように生き抜いたのでしょうか。小さな蝶といえども、侮れない生命力です。
蝶といえば、堀金・穂高地区では「蝶の写真展示&公園の生き物写真展」をあづみの学校・廊下ギャラリーにて開催中です!
蝶の写真は池田町の写真家、宮田 紀英 氏によるもの。幼いころから蝶、蛾の写真を撮り続けてきた彼の写真は必見です!
イルミネーションにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
渓流ピクニック広場もだんだんと紅葉してきました。撮影中、ふと視線を感じ目をやるとなんと野生のカモシカがこちらを見つめていました。
まさか開園中に、しかも園内で出会えるとは思っていなかったので驚きです。
普段はほとんど動物たちを見かけないので忘れられがちですが、公園は動物の住処でもあることを忘れずに、上手に付き合っていきたいですね。
先日餓鬼岳が初冠雪を迎えました。秋イベントの最中ですが、 じりじりと冬が近づいてくるのを感じます。
急に冷え込んだためか、園内もようやく色づいてきました。
春に咲くはずのツツジが咲いていました。本来とは異なる季節に花が咲くさまを「狂い咲き」というそうです。彩りの森で見られました。
寒暖差が激しくなったことで咲いたのでしょうか。皆さんも体調にはお気を付けください。
9月25日に開催した「アサギマダラ観察会」にてマーキングされた個体が、三重県で再発見されたとの報告がありました。
今年は秋季における飛来数が少ないといわれているアサギマダラ。
私も公園に限らず見る機会は少なかったです。春~初夏は公園でも周辺で生まれたであろう個体が見られたのですが・・・。
アサギマダラには毒があるので、彼らを食べる天敵はほとんどいません。(触る分には問題ありません。)
旅路の途中で何かあったのでしょうか。渡りをする蝶、謎は深まるばかり。
今日は天気が良かったためか、ホンドリスが久しぶりに姿を見せてくれました。好物のクルミを見つけて満足気です。
今は厳しい冬に向けて暖かい国や地方に渡ったり、たくさん栄養をつけたりと生き物は忙しい時期。普段はなかなか姿を見せてくれない生き物も活発に動きます。
みんな渡りの途中なのでしょうか?公園に居ついてくれると嬉しいのですが。
一方園内の紅葉状況ですが、入口広場や駐車場周りのカエデがとても鮮やかです。公園の裏山も随分と色づいています。
紅葉のピークがいつ来るか・・・。目が離せませんね。
今日は本当に気持ちのいいお天気でした。写真を撮ると日差しで白飛びしてしまうほど。
写真の場所は大草原の家の裏手にある「彩りの森」。園内でも特に紅葉が綺麗になるエリアです。10月16日(日)現在、見ごろはもう少し先のようです。
彩りの森は大草原の家近くのロードトレイン乗り場よりすぐなので、入口からトレインでひとっとびで行けますよ。
これは昨年11月上旬に撮影した「彩りの森」の様子です。気候等の条件が揃いきれいに色づけば今年もこのような風景を見られるかもしれません。
彩りの森で写真を撮っていたところ、ジムグリが道に出てひなたぼっこをしていました。
その後アリがジムグリの顔をよじ登り、ここで我に返ったのか急に動き出したのち地中へと姿を消しました。
来週以降の予想最低気温はほとんど5度以下。紅葉は進むかもしれませんが、生き物ははだんだんと姿を消していくでしょうね・・・。
皆さんも寒暖差には気を付けて、風邪をひかないようご注意くださいね。
インフォメーションセンターのカエデが綺麗に色づき始めました。
良いお天気だったためか、入口広場にたくさんのカマキリがいました。
お腹が大きいカマキリも増えてきました。まだ少ないですが、卵も見かけます。産卵の時期のようです。
雪国ではカマキリが卵を産む高さで積雪量を予測できる、という話もあるとか・・・。
今のところ、園内で見られる卵は低い位置にあるものが多いです。
公園の巡視さんが、私がずっと見たがっていた蛇「ジムグリ」を捕まえて見せてくれました。
綺麗な目をしています。山地に棲む蛇で、主にネズミなど小型の哺乳類を食べます。毒はありません。
貴重な出会いをありがとうございました。寒くなってきたので爬虫類たちはそろそろ冬眠の準備でしょうか。
冬眠で姿を消してしまう蛇とは逆に、寒くなると冬鳥が渡ってきます。
ジムグリもアトリもお洒落なオレンジ色。
秋というと私は彼らのような赤茶やオレンジ色を連想します。
皆さんは秋というとどんな色を思い浮かべますか?
秋が深まるにつれ、園内の木々も実をつけ始めました。
小鳥たちは待っていました!というように木の実へ群がります。表紙の写真はイチイを食べるヤマガラ。足で押さえて器用に食べます。
この時期になると園内のいたるところで「コンコンコン・・・。」とヤマガラがエゴノキの実の殻を割る音が聞こえます。
調べたところエゴノキの実は殻に毒があるそうで・・・。
ヤマガラは殻を割って食べやすくしているだけではなく、毒を回避するために割っていたのかもしれませんね。
秋になるとヤマガラやシジュウカラのようなカラ類に加えメジロやエナガ、キツツキの仲間同士が集まり「混群」を作るようになります。
季節が進むにつれ餌の確保は難しくなり、身を隠せる樹木の葉も落ちてしまいます。
彼らは同じ種類の仲間だけでなく、違う種類の鳥たちとも群れをつくることで少しでも生き延びる確率を上げているのかもしれませんね。