小中大
よくある質問サイトマップ
カレンダー
2010年7月
« 6月   8月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
カテゴリー
アーカイブ
 

アリとミヤマシジミの蜜な関係

堀金・穂高地区
2010年7月25日

公園内には準絶滅危惧種のミヤマシジミというチョウが定着しています。

ミヤマシジミ メス

ミヤマシジミはコマツナギという植物しか食草にしないため、コマツナギの生育できる環境を整備してあげることが大事です。

実はこのチョウの幼虫は、アリと共生をしています。

幼虫は背中から甘い蜜を出していてアリはその蜜目当てに、天敵から幼虫の身を守ってあげたりかいがいしく世話をしているようです。 

生物間の関係はとても複雑です。

公園内では、屋外生態展示として、植物と昆虫の関係が間近で見ることができます。ぜひ観察しに来てください。

 

ポリネーター(花粉媒介者)と盗蜜者

堀金・穂高地区
2010年7月24日

ツꀀ

上の写真はクララにトラマルハナバチがやってきた写真。下の写真は、同じくクララにクマバチが蜜を吸いに来ている写真です。

似たような写真ですが、実はぜんぜん違います。

トラマルハナバチはポリネーターと呼ばれ、花が提供する蜜や花粉を求めて花から花へ飛びまわる際に花粉を身体につけて運び、自力で移動できない植物にかわってその交配を助けます。

一方のクマバチは、花のサイズに体があわないため、花を傷つけて花蜜のみを盗んでいます。

植物のなかには、より効率的に子孫を残すため、小さい花をたくさんつけたり、時期をずらして咲かせたり、まとまって咲いたりと、ポリネーターと共に進化し続け現在に至っているものが多くみられます。

ぜひ観察してみてください。

 

チョウの吸水行動

堀金・穂高地区

当公園では、多様な生物の生息できる空間作りを目指し、日々管理作業を行っています。

ミヤマシジミとツバメシジミの吸水行動

羽化後間もないオスは、活発に飛ぶための栄養源としてナトリウムなどを摂取する必要があり、吸水行動をとるようです。

チョウのやってきそうな水溜りにお○っこをすると、チョウがよく集まってくるそうです。

チョウが集まる公園にしたいけど、おし○こはさすがに無理だから・・・

そういえば数年前、汗だくで歩いていたらアサギマダラが肩にとまって汗を吸っていた事があったなぁ。

!!

汗、体液→体液に近い水←汗をかいたときの水分補給。

体に近い水。○○○○○○(商品名)。

で、作ったのがこれ↓

材料は、缶と砂と水で薄めた某スポーツ飲料。

結果やいかに。

全てはお客様のために

ぜひ、確かめにきてください。

 

キキョウ咲いてます

堀金・穂高地区
2010年7月23日

キキョウが咲き始めました。

秋の七草のひとつ

山上憶良は万葉集で以下の歌を歌っています。ちなみに朝貌(あさがお)の花とは、諸説ありますが、桔梗のことを指すというのが一般的のようです。

「萩が花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 朝貌(あさがお)の花」  山上憶良

秋の七草のひとつ

カワラナデシコも咲いています。

大和撫子と言えば日本女性の代名詞ですが、その小さく、可憐な花をなぞらえたものです。

個人的にとても好きな花です。

その他、七草ではオミナエシもぼちぼち咲き始めています。

これはハンゲショウ。

葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説と、半夏生(太陽の黄経が100度になる日)の頃に花を咲かせることに由来する説があるそうです。

ユウスゲが段々花畑で咲いています。

夕方に開花して翌朝には閉じてしまいますので、日中はなかなか見ることができません。

夕涼みがてら、ぜひ来園してください。

来年は、夕涼み会をしたい。

こちらは、ヤブカンゾウ。ここら辺の地域のおじいちゃんおばあちゃんは「トテコッコ」って言います。 ニワトリのトサカみたいだから、だそうです。

園内の各所で咲いてます。

上記の2種は、ゴンズイフクレアブラムシというヘメロカリスの類につくアブラムシが茎にびっしりとついてしまいます。

植物体も弱ってしまうし、見た目も悪いため、日々農薬を使わない捕殺による処分をしています。精神的に鍛えられます。