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あづみの学校理科教室の特別展示『トロピカル クリスマス』の海水水槽。
〝サンタエビ〟ことシロボシアカモエビが、この水槽の主役です。いつも単独で過ごしていますが、たまに2匹仲良く並んでいることもありますよ。
エビたちの中で最も活発に動き回るのは、アカシマシラヒゲエビです。遊泳性が強く、水槽内を所狭しと泳ぎ回ります。ガラスのクリスマスツリーに登ることだって、お手の物です。
去年、ペアで購入したオトヒメエビ。今年も2匹一緒に展示しましたが、いつの間にか1匹いなくなってしまいました。脱皮をしたときに、他のエビに襲われたようです。ちょっと残念。
その犯人っぽいのが、右側のスザクサラサエビです。成長して大きくなると気性が荒くなるようです。お腹が減らないように、餌を多めに与えた方がいいですね。
ひときわ小さいイソギンチャクモエビ。他のエビに食べられないように隔離ケースの中にいます。常に腹部を上向きにして、前後左右にフリフリする姿が可愛いのです。
ここアルプスあづみの公園 大町・松川地区では、今シーズン初めての雪が降っています。
本日、#アルプスあづみの公園 大町・松川地区 は雪がぱらついています☃
— 国営アルプスあづみの公園 大町・松川地区 (@azumino_OM) December 2, 2022
まだ積もりそうではないですが、ご来園の際は温かい服装でお越しください pic.twitter.com/SNQNAWNPIN
雪が積もる前に終わらせないといけないのが、落ち葉かき。
アルプス大草原に絨毯のように降り積もった落ち葉の清掃を急ピッチで進めています。
アルプス大草原に降り積もった落ち葉の清掃中。 pic.twitter.com/dssl9Rew1p
— 国営アルプスあづみの公園 大町・松川地区 (@azumino_OM) December 2, 2022
今日から12月、今年も残り1ヶ月になりました。あづみの学校の屋外水槽周辺では、昨日から落ち葉清掃が行われています、作業しているのは〝落ち葉取り戦隊 シルバーズ〟の皆さんです。
林の中にある、あづみの学校。秋になると紅葉が終わった落葉樹の葉が、たくさん落ちてきます。腐葉土にもなる落ち葉ですが、放っておくと風で水槽に入り、掃除するのが大変になるのです。
シルバーズの皆さんが作業すると、あっという間にきれいになります。1年を通して様々な植物管理をしているだけあって、手際が良いのです。自然のままも良いのですが、きれいになると気持ち良いですね。
ニッコウイワナたちも、水の中から「きれいにしてくれて、ありがとう」と言っているようです。
集めた落ち葉はトラックに積まれます。2トントラックの他にも軽トラックで何回も運びました。明日以降も、あづみの学校周辺の落ち葉清掃が続きます。雪が降る前に終わらせますよ。
ガイドセンターの入り口から中を覗くと、何やら赤い大きなものがありますよ。
設置されたのは直径4m、高さ3mの〝ポインセチアツリー〟です。毎年クリスマスシーズンに設置しています。来月3日からの展示予定でしたが、少し早く登場しました。
メキシコ原産のポインセチア。花のように見える赤い部分は、苞(ほう)と呼ばれる葉です。元々は緑色ですが、光を遮断する短日処理をして赤くします。
夜は建物の外が暗くなるので、赤い部分が一層鮮やかに見えます。
屋外のイルミネーションとのコラボも楽しめます。ポインセチアツリーは12月25日まで展示されますよ。みんなで記念写真を撮ってくださいね。
あづみの学校の理科教室。ニジマスを飼育している屋外水槽に、お猿さんがやって来ました。お客様との距離はご覧の通り。ガラス越しでも逃げていく個体もあれば、全く動じない個体もいるのです。
どうやら水槽のお水を飲みに来たようです。この後あづみの学校の屋根にのぼり、大運動会を繰り広げました。イタズラお猿たちは、手を緩める気はないようです。
こちらは段々池の縁を歩くお猿さん。イルミネーションの動物たちに「ヨッ!」と右手を上げてご挨拶。本物の森のお友達と間違えたのかもしれませんね。お茶目なところもあるのです。
展望テラスに架かる橋の上では、ワンちゃんを見下ろすお猿さん。よく「犬猿の仲」と言いますが、お猿さんを見てけたたましく吠える犬ばかりではなく、意外とスルーするワンちゃんも多いのです。
公園に現れるお猿さんの中には、手に障害がある個体が何頭かいます。このお猿さんは右足首がありませんでした。私たちが知らない所で厳しい現実があるようですね。
穂高口から北の方角を写した写真。冠雪した北アルプスの山並みに目が行きますが、手前にある大きなクヌギの木に注目。葉を落とした木の上の方に、何か塊がありますよ。
近づいて下から見上げると、ヤドリギの黄色い実がたくさん。公園の中でも最も多くついているようです。ヤドリギは樹木の枝や幹に寄生し、水分と栄養を吸収して成長します。
実を食べた鳥が、粘着性のある未消化の種を枝の上に排泄することで子孫を残します。地面に落ちていた皮の破れた実は、鳥のお腹を通って排泄されたものかもしれませんね。
こちらも穂高口前。見晴らしの丘の一画には、大きなカシワの木があります。葉はとっくに枯れて地面に落ちているものもありますが、まだ多くの葉が枝に残ったままになっていますよ。
冬になっても葉が落ちないのは、寒さから冬芽を守るためだそうです。春になって新葉が出ると、ようやく古い葉を落とします。大きな硬い葉は、冬の寒さからしっかりと守ってくれそうですね。
暑さを感じた昨日とは違い、本日は冷え込む一日となりました。
葉が落ちた森はなんだか寂しげ。しかし、よーく目を凝らすと昆虫の姿を見ることができました。
入口広場のハイビャクシンにはカマキリの卵がありました。(何カマキリかはわかりません・・・。)
カマキリが卵を産む場所の高さで、今シーズンの積雪量が分かるようです。園内には低い場所に産むカマキリが多いようで・・・。
今年の雪はどうでしょうか・・・。
11月26日~12月25日までの土曜日と日曜日は『ナイトアート&クラフト』が実施されます。受付時間は17:00~20:00。11月26・27・12月10・11は、あづみの学校芸術教室で、それ以外は玄関ホールが会場になります。
「雪だるまのバルーンアート」は、ちびっ子たちに人気です。
「干支のフェルトうさぎの額」作りも可愛いですね。開催日によって内容が異なります。体験メニューはこちらをチェックしてくださいね。
いつもお馴染み〝ちーたん〟もナイトクラフトに挑戦してくれました。「レースリボンで作るリボンツリー」を作りましたよ。お家に持ち帰ってLED電球を取り付けると完成です。
昨日は『イルミネーションコンサート』も開催されました。今日27日も18:30~〝Joy Swing Jazz Orchestra〟のコンサートが催されます。ご家族揃って、軽快な音楽をお楽しみくださいね
展望テラス2階から望む、北アルプス常念岳の山頂。麓では雨でも山頂付近は雪になります。手前で茶色くなっているのはカラマツの葉。短く細かい葉は、はらはらと雪のように落ちてきます。
クリやケヤキ、オニグルミの木は、ほとんど葉を落として冬の装いになっています。見た目は寂しくなる半面、見通しが良くなって、同じ場所でも夏とは違った景色に見えることもあります。
クリ林の中は落ち葉がたくさん溜まっています。樹木の影が長く伸びているのも良い雰囲気ですね。サクサク踏みしめながら、落ち葉遊びを楽しみましょう。
チューリップの球根植え付け作業も、残り僅かになりました。〝植え付け戦隊 シルバーズ〟の皆さんのおかげで、例年通りのスケジュールで植えることが出来たようですよ。
こちらは河畔の広場のマシュマロドーム。今週の木曜日から冬季閉鎖に入りました。霜や凍結でドームが痛んだり、安全に遊べなくなるのでご了承ください。来春の再開を楽しみにしてくださいね。
公園のソヨゴにアオバトが潜んでいました。
アオバトは緑色の美しいハトで、当園ではあまり見かけない珍客。また、海水を飲むことで有名な鳥です。
落葉シーズンとなりましたが、ソヨゴのような常緑樹は通年で葉を落としません。
こういった常緑樹は、葉が落ちてしまう冬でも野鳥たちが身を隠すことのできる貴重な場所になります。
別の場所ではシジュウカラがアカマツの実を食べていました。
シジュウカラのようなカラ類は木の実や種子が大好き。
その上冬でも葉を落とし切らないアカマツは身を隠すのにうってつけ。
冬季の松の木は好物の「実」をゲットでき、本人は「身」をかくすことができる、小鳥たちのオアシスですね()
また、葉を落とす落葉樹でも野鳥の姿を見ることができます。
葉の落ちたカラマツではエナガがわずかに残った実や、樹上にいる虫を食べていました。
目立つ場所に出るというリスクを冒して餌を探す子もいるようですね。
また葉が落ちることで見つかるものがあります。これはウスタビガという蛾の繭。
昨年も紹介したこの提灯のような繭ですが、今年は繭も成虫も少ないように感じます。
こちらがウスタビガの成虫(♂)。あの小さな繭から秋色の美しい蛾が出てくるのです。
彼らのシーズンは11月上旬~中旬で終わってしまうので、もう見ることはかないません。
1年間のうち、晩秋から初秋のわずかな時期にだけ現れる魅惑の蛾です。
間もなく落葉も終わりやがて雪が降ります。
季節ごとに変わる生き物たちの営みを見逃さないよう、私もより目を光らせようと思います!