
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 4月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
タニウツギがそろそろ終わる頃になると咲き始めるのがハコネウツギ。咲き始めに白い花は、ピンク、赤へと花色が変化します。海岸近くに自生するので、公園のハコネウツギは植えたものです。
山地に多く見られるニシキウツギも、白から赤へと花色が変化します。ハコネウツギよりも花が細長く、花色も濃い紅色になります。ハコネウツギと同じスイカズラ科タニウツギ属に分類されます。
ウメの花に似ているバイカウツギ。茎の中が中空になっているのでウツギ(空木)の名前がついていますが、アジサイ科に分類されます。野の休憩所北側の東屋裏では、真っ白な花をたくさん咲かせますよ。
段々花畑一画に咲いているテカリダケキリンソウ。キリンソウの地域変異種で、南アルプスの光岳(てかりだけ)に自生します。温暖化の影響でしょうか、年々株が小さくなっているのが心配です。
段々池の縁に咲いているのはウツボグサ。花穂の形が武士が矢を入れる靭(うつぼ)に似ることが名前の由来。花が終わって茶色くなった花穂は漢方に使われ、夏枯草(かこそう)の名で呼ばれます。
5月の開花に滑り込みセーフしたお花たちをご紹介。最初はガマズミです。コバノガマズミやミヤマガマズミの花が終わった後に開花します。芳香が強く虫たちもたくさん集まります。
5月中旬頃から咲いているのは、段々花畑のイブキジャコウソウ。とっても小さいので草と間違われますが、シソ科の小低木なのです。
少し前から咲き始めたのはエゴノキ。昔の裸電球の傘のようなお花が可愛らしいですね。清涼感たっぷりのお花で大好きなのですが、花の時期が短いのがちょっと残念です。
段々花畑の一画に咲いているシラン。以前、雑草と間違えて除去されたことがあり、一時期はほとんどなくなりましたが、隅っこで残っていた株から少しずつ増えていますよ。
花や葉がフジに似ていることから名づけられたクサフジ。きれいな花ですが、蔓(つる)性で他の植物を覆って成長するので、増えすぎると厄介になります。
常緑針葉樹のアカマツ。5月はアカマツの開花時期に当たります。若い枝の下部にたくさんついているのが雄花です。この雄花からはたくさんの花粉が飛ぶのです。
ちょっとわかりづらいですが、屋根の上はアカマツの花粉でいっぱい。真っ黄色になります。ピーク時には花粉が煙のように降ってくるのが見えますよ。屋外水槽も飼育水が黄ばんで見えるのです。
そして雨が降れば屋根に積もった花粉が流されます。地面には花粉の流れた跡が出来ます。
花粉がすくえるくらい溜まりましたよ。
そしてようやく花粉のピークも過ぎましたが、今度は役目を終えた雄花が大量に落ちてくるのです。パッと見「ポン菓子」をばらまいたのようにも見えますね。毎年5月のアカマツの花粉攻撃。アカマツ林に囲まれていると、ちょと憂鬱なのです。
見晴らしの丘で咲いているのはオリエンタルポピー。トルコやイランなどの西南アジア原産です。現地では標高の高い場所に生育しているので、暑さには弱いようです。
ずいぶん前に植えたものですが、毎年何株か咲いてくれますよ。安曇野の気候に合っているのかもしれませんね。 大きいものは直径20㎝ほど。遠くからでもわかるので見応えがあります。
こちらも手のひらサイズ。ホオノキの花です。大きな葉が朴葉料理に使われることで知られていますが、お花も迫力満点です。日本や中国、朝鮮半島に分布しますが、熱帯植物の雰囲気がありますね。
変わってこちらは木に生えたイソギンチャク?変わった形の実はロウバイです。見た目は可愛らしいのですが、種には毒があるそうですよ。
地面にたくさん落ちているのはオオヤマザクラの実。最近毎日のようにお猿さんが食べにやって来ます。実だけ食べてくれればいいのですが、枝をバキバキ折っていくのが困りますね。
河畔の広場のマシュマロドーム。木々の後ろには北アルプスの山並みを望みます。写真中央より少し左上には、アカマツと同じくらい背の高いハリエンジュがあります。
北米原産の外来種でニセアカシアとも呼ばれ、蜂蜜の蜜源にもなっています。公園では、お猿さんが花を好んで食べていますよ。枝には鋭い棘がたくさんあるので注意が必要です。
蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟とハリエンジュの共演。白いお花はとても綺麗ですが、マメ科の植物なので放っておくとどんどん増えていきます。繁殖力が強いので、ちょっと厄介者なのです。
こちらも白いお花のカンボク。ガマズミの仲間ですが、花の形態はあまり似ていませんね。周りの装飾花はガクアジサイのようです。現在コアオハナムグリが大量に集まっていますよ。
ヤマボウシも園内各所で咲き始めました。花は中央の丸い部分。白いのは総苞片(そうほうへん)と呼ばれ、萼が変化したものです。木全体に花が咲くと、真っ白な雪が積もったように見えますよ。
段々原っぱから見た常念岳の写真・・・を撮影したわけではありませんよ。写真の右下に大きな鳥が写っています。何の鳥かわかるかな?
正解はキジ。久しぶりに園内にいるところに出会いました。開園前にバイクに乗って園内の花写真を撮影するのですが、野の休憩所の裏側でバッタリ遭遇したのです。
こちらはメス。オスよりも神経質なので、すぐに植え込みの中に隠れます。カメラを構えてしばらくじっとしていると、植え込みから出てきて餌を探し始めましたよ。
2ショットも撮れました。キジは1羽のオスが縄張りの中にいる複数のメスと繁殖しますが、このペアは今のところ一夫一婦のようです。移動の時はオスが先を歩き、後からメスがついていきます。園内で見かけたら、追いかけずに観察しましょうね。
そして今日のお花はヒオウギアヤメです。段々池の一番下の池の縁に咲いていますが、何故かここにしかありません。普通のアヤメに比べ、花が扁平な感じがしますね。
今日は1日曇り空です。開園前のオオルリシジミはハルジオンにとまっていましたよ。日中に気温が上がると翅を閉じてしまいますが、気温の低い朝方は比較的翅を広げているのです。
そして羽化直後のオオルリシジミにも出会えます。蛹から出たばかりだともっと翅は短いのですが、少しずつ伸びていきますよ。
伸びきってもしばらくはじっとしています。すぐには飛べないので固まるのを待っているようです。まだ前翅と後翅が重なって、ほっそりしていますね。
そして今日のお花はアヤメです。カキツバタよりも少し遅れて咲き始めます。これから段々花畑でたくさん咲きますよ。
真っ白なお花はウツギ。現在第1駐車場の植え込みで咲いています。これから園内各所でも咲くようになります。ピンク色や八重咲のお花もあるので、探してみてくださいね。
今日は朝から良いお天気になりました。安曇野の5月は新緑の季節。瑞々(みずみず)しい若葉が茂り、目に鮮やかですね。青空と新緑の緑、白い残雪のバランスが絶妙です。
常念岳(2,857m)の南側、写真左側の台形の山が蝶ヶ岳(2,677m)です。その尾根の左端に出現するのが雪形〝白蝶〟です。オオルリシジミの出現に合わせるように形が出来上がります。
今日のオオルリシジミはアカツメクサと一緒。赤いお花と白い翅の対比が綺麗です。
こちらは逆立ちのポーズ。見ているとお花の上を少しずつ動いていることがあります。翅の開閉による温度調節もそうですが、居心地の良い姿勢を探っているのかもしれませんね。
変わって段々花畑に咲くニッコウキスゲ。早くも見頃になっています。標高の高い高原では7月頃に咲きますが、公園では毎年この時期に咲きますよ。
見頃を過ぎた里山文化ゾーンのナノハナ。棚田エリアの上段から見下ろしても、かなり色が薄くなっています。
先週からは刈り取りも行われています。もったいない気もしますが、トラクターで刈り取ります。
刈り取りが終わった畑は耕されていますよ。
マルチが敷かれているのは、夏に咲くヒマワリの準備です。
一部まだ咲いている所もありますが、順次刈り取りますのでご了承くださいね。
休園日の今日は曇りの1日。先週からお天気が悪かったり気温が低い日が続いていますが、段々池ではカキツバタが見頃になっていますよ。曇っていてもお花が咲いていると良いですね。
少し前から池に遊びに来ているカルガモさん。あまり人が多いと飛んで行ってしまいますが、休園日はのんびりモード。穏やかな水面をスイスイ泳いでいます。
先週から出現しているオオルリシジミですが、探してもなかなか見つかりません。気温が低いせいか、まだ羽化が進んでいないようです。気温が上がれば増えるかもしれませんね。
代わりに池の周辺でたくさん見られるのはベニシジミ。オレンジ色の可愛いシジミチョウです。
一方こちらは、あづみの学校で繁殖したキセキレイです。巣立ったヒナが理科教室の裏側でウロウロしています。尾羽が短いので、親鳥のようにお尻フリフリが出来ませんね。まだ親から餌をもらっていますが、しっかり飛べるようになれば独り立ちしていきますよ。