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先日の休園日、見晴らしの丘では芝刈り作業が行われていました。小さな乗用の芝刈り機で芝を短く刈り込んでいきます。丘の上ったり下ったりを繰り返し、少しずつきれいにしていきます。
この芝刈り機は、刈り取った芝を後ろのカゴに溜めるタイプです。カゴがいっぱいになったらブルーシートにあけてトラックに積み込みますよ。作業の様子は、ずっと見ていても飽きないですね。
こちらでは人力で雑草の刈り払いです。放っておくとシロツメクサなどがどんどん増えていきます。伸び過ぎると歩きづらくなったり、芝もダメになってしまうのです。
場所が変わって、あづみの学校の入り口です。外にいるのはお猿さんたち。「せっかく遊びに来たのに閉まってるよ」とでも言っているようですね。開いていてもお猿さんは入れませんよ。
フラッシュをたいて撮影したら、大きなお猿さんと目が合いました。お猿さんもビックリ顔です。開園でも休園でもお構いなしのお猿さん。あまりイタズラしないでね。
今日から開催の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』に来てくれたのは、カエル大好きでお馴染みの〝ちーたん〟です。保育園が終わってから、急いで駆けつけてくれましたよ。
中でもアカメアマガエルがお気に入り。久しぶりに展示に出てきたアカメアマガエルとご対面。日中はずっと寝ているアカメアマガエルですが、優しく触ると赤いお目々を見せてくれました。
ちーたんが抱えているのは、もちろんアカメアマガエルのぬいぐるみです。最近買ってもらったばかりです。かわいいカエルグッズの中にもアカメアマガエルがいないか探します。
ガイドセンターでは、カエル展開催に因んだ公園オリジナル「カエルの缶バッジ」のガチャガチャに挑戦。すると見事1回で大好きなアカメアマガエルを出しました。皆さんもチャレンジしてね。
閉園後に理科教室を消灯してからしばらくすると、アカメアマガエルが動き出します。明るい時に目を開けると黒目は細いのですが、暗闇では大きくなっていますよ。飼育員しか見られない貴重な生態ですね。
6月と言えば梅雨の季節です。と言うことで6月1日より、あづみの学校理科教室では特別展示『あめあめふれふれ カエル展』を開催しますよ。雨降り大好きなカエルたちが大集合です。
日本のカエルは7種展示。中でも珍しいのは青いアマガエルです。去年の夏に松本市で発見されたものをいただきました。突然変異により、生まれつき黄色い色素を欠くと青くなります。
アマガエルの突然変異による色素異常は、黄色い体色で目の赤いアルビノも良く知られていますが、それよりも希少なアマガエルがこちら、黒いアマガエルです。つい先日、松川村で採集されたものです。青やアルビノは何度も見たことがありますが、黒いのは初めて。さらに背中に金箔のような色もついていてレア度MAXですよ。
こちらも新顔。南米アルゼンチンやブラジル原産、クランウェルツノガエルのペパーミントという品種。淡い緑色から水色まで色彩に幅がありますが、水色になるのは数が少ないようです。まだまだちびっ子なので、成長途中に色が変わることもありますよ。熱帯地域のカエルは10種類を展示。
こちらもお楽しみ「カエルグッズ」のコーナー。販売はしていませんが、可愛いカエルのぬいぐるみやフィギュアがたくさん。
『あめあめふれふれ カエル展』は7月3日まで開催です。カエル好きのみんな、見に来てね。ケロケロ~!
5月の開花に滑り込みセーフしたお花たちをご紹介。最初はガマズミです。コバノガマズミやミヤマガマズミの花が終わった後に開花します。芳香が強く虫たちもたくさん集まります。
5月中旬頃から咲いているのは、段々花畑のイブキジャコウソウ。とっても小さいので草と間違われますが、シソ科の小低木なのです。
少し前から咲き始めたのはエゴノキ。昔の裸電球の傘のようなお花が可愛らしいですね。清涼感たっぷりのお花で大好きなのですが、花の時期が短いのがちょっと残念です。
段々花畑の一画に咲いているシラン。以前、雑草と間違えて除去されたことがあり、一時期はほとんどなくなりましたが、隅っこで残っていた株から少しずつ増えていますよ。
花や葉がフジに似ていることから名づけられたクサフジ。きれいな花ですが、蔓(つる)性で他の植物を覆って成長するので、増えすぎると厄介になります。
穂高口前の見晴らしの丘。手前のマーガレット以外は何もないように見えますが、現在土壌改良のため試験的に麦を植えていますよ。
そんな中ひと際目立つのが、以前もご紹介したオリエンタルポピー。今日は後ろに見える蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟も一緒に撮影しました。この時期は「白蝶推し」です。
こちらは段々池周辺のオオルリシジミ。5月末になり、オオルリシジミ出現のピークも過ぎたようです。翅が痛んで色が褪せたものが多いようです。
翅の一部が欠けた蝶も。これからは数も減っていきます。まだ見られていない方はお早めにどうぞ。
丸い粒々が2列に並んでいるのは、以前紹介したキバネツノトンボの卵です。たくさん飛んでいますが、産卵シーンに出会うのはかなり珍しいのです。運良く見られたらラッキーですね。
大草原の家の近くにあるシェードガーデン。本日はこちらの管理作業と、当園のシェードガーデンを監修した 矢澤秀成氏 による講義が開かれました。
シェードガーデンは日本語では日陰の庭、半日陰の庭と呼ばれるそうです。
作業場所が日陰だと、 本日のような真夏日でも少し安心ですね。
皆さん暑い中、ありがとうございました!
今日は「わくわく自然観察会」がありました。現在公園で出現しているオオルリシジミを見に行きましたよ。貴重な蝶の姿をとらえようと、参加者の皆さんも熱心に撮影していました。
日中は風が強く、見つけたオオルリシジミも活発に飛び回り、なかなかとまってくれません。それでも時々クララにとまると、そっと近づいて観察しました。日差しが強いと翅を開きません。
幼虫の食草クララの花芽を見てみると、卵が産みつけられていました。この花芽には6つも産んでありました。矢印は5つですが、右から2番目は卵が2個重なっています。
オオルリシジミが見られる池の周りには、シオカラトンボもたくさん飛んでいます。成熟したオスは、白い粉が吹いたような体色になることが名前の由来です。イカの塩辛味ではないですよ。
そしてお天気に恵まれた今日は、段々花畑の鯉のぼりも気持ちよさそうに泳いでいましたよ。写真の左上には蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟もコラボ。明日も元気に泳いでくれるかな?
常緑針葉樹のアカマツ。5月はアカマツの開花時期に当たります。若い枝の下部にたくさんついているのが雄花です。この雄花からはたくさんの花粉が飛ぶのです。
ちょっとわかりづらいですが、屋根の上はアカマツの花粉でいっぱい。真っ黄色になります。ピーク時には花粉が煙のように降ってくるのが見えますよ。屋外水槽も飼育水が黄ばんで見えるのです。
そして雨が降れば屋根に積もった花粉が流されます。地面には花粉の流れた跡が出来ます。
花粉がすくえるくらい溜まりましたよ。
そしてようやく花粉のピークも過ぎましたが、今度は役目を終えた雄花が大量に落ちてくるのです。パッと見「ポン菓子」をばらまいたのようにも見えますね。毎年5月のアカマツの花粉攻撃。アカマツ林に囲まれていると、ちょと憂鬱なのです。
見晴らしの丘で咲いているのはオリエンタルポピー。トルコやイランなどの西南アジア原産です。現地では標高の高い場所に生育しているので、暑さには弱いようです。
ずいぶん前に植えたものですが、毎年何株か咲いてくれますよ。安曇野の気候に合っているのかもしれませんね。 大きいものは直径20㎝ほど。遠くからでもわかるので見応えがあります。
こちらも手のひらサイズ。ホオノキの花です。大きな葉が朴葉料理に使われることで知られていますが、お花も迫力満点です。日本や中国、朝鮮半島に分布しますが、熱帯植物の雰囲気がありますね。
変わってこちらは木に生えたイソギンチャク?変わった形の実はロウバイです。見た目は可愛らしいのですが、種には毒があるそうですよ。
地面にたくさん落ちているのはオオヤマザクラの実。最近毎日のようにお猿さんが食べにやって来ます。実だけ食べてくれればいいのですが、枝をバキバキ折っていくのが困りますね。
河畔の広場のマシュマロドーム。木々の後ろには北アルプスの山並みを望みます。写真中央より少し左上には、アカマツと同じくらい背の高いハリエンジュがあります。
北米原産の外来種でニセアカシアとも呼ばれ、蜂蜜の蜜源にもなっています。公園では、お猿さんが花を好んで食べていますよ。枝には鋭い棘がたくさんあるので注意が必要です。
蝶ヶ岳の雪形〝白蝶〟とハリエンジュの共演。白いお花はとても綺麗ですが、マメ科の植物なので放っておくとどんどん増えていきます。繁殖力が強いので、ちょっと厄介者なのです。
こちらも白いお花のカンボク。ガマズミの仲間ですが、花の形態はあまり似ていませんね。周りの装飾花はガクアジサイのようです。現在コアオハナムグリが大量に集まっていますよ。
ヤマボウシも園内各所で咲き始めました。花は中央の丸い部分。白いのは総苞片(そうほうへん)と呼ばれ、萼が変化したものです。木全体に花が咲くと、真っ白な雪が積もったように見えますよ。