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あのギンリョウソウが開花しました!
今年は例年以上に、たくさんの株が確認されています。
かなり独特な形をしていますよね。銀色の龍に似た形をしているので、「銀竜草(ギンリョウソウ)」と呼ばれています。
色も真っ白です。よくみると、少し透けているんです。別名「ユウレイタケ」なんて呼ばれていたりします。白いのには理由がありまして、色素がありません。なので、葉緑体が無い=光合成ができません。
ギンリョウソウは、腐生植物の一種で、根に菌(菌根菌)が共生していて、そこから栄養を得ているんです。キノコのように、湿った土や腐葉土のある所がお好みのようです。園内でも、湿地や落葉樹林、腐った切り株の根元などに多く観られます。
つぼみの中は一つ目のような、雌しべがあります。そのまわりに、一般的なお花と同じく、雄しべが付いています。見れば見るほど、ふしぎちゃんですよね~
まだ芽を出したばかりの株もたくさんあり、これから大きく成長して、だいたい15cm前後になります。
今年は豊作?のようで、順調な生育を見守りたいと思います。
クリスマスローズ・チベタヌスが咲き終わり、ホスタ(ギボウシ)やヒューケラなどのカラーリーフプランツで賑わっています。
ホスタはお庭のガーデニングに取り入れている人も多いのではないでしょうか。鉢でも地植えでも育ちますし、存在感のある葉っぱと、半日蔭でも育つ頼もしい植物です。しかも、赤系の綺麗なお花が咲きます!品種も豊富なのですが、シェードガーデンでは数十種類のホスタが植栽されています☆
(画像をクリックすると拡大表示されます)
ホスタ”ブルーマンモス” 写真だとちょっと伝わりにくいですが、人間の顔より大きな葉っぱがつくビッグな品種もあります!名前もビッグ。
ほかにも、こんなかわいい草花たちが咲いています↓↓↓
手前の紫色はアジュガ、奥のライムグリーンはリシマキア(匍匐タイプ)です。
家の庭は陽当りが悪いから、、、とガーデニングを諦めているそこのあなたっ!日陰でも楽しめる園芸品種がいっぱいありますよ☆開園いたしましたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
今日は、何かと間違えやすい“アヤメ”をご紹介します。
アヤメは、アヤメ科の多年草で、山野の乾燥した草地に自生しています。
北海道から九州まで、全国で見られる植物ということもあり、この紺色~紫色の花を誰もが見たことがあるのではないでしょうか。アルプスあづみの公園では入口広場周辺で観察することができます。
ハナショウブや、これから紹介するカキツバタを、アヤメと呼ぶことがありますが、正確には別の種類の植物なんです。
また、カキツバタとアヤメのもう一つの大きな違いが育つ環境の違い。
こちらは、カキツバタと同じく湿地を好む“ヒオウギアヤメ”。
漢字で書くと“檜扇菖蒲”と書くこの植物の一番の特徴は、扇のように広がった葉。
“ヒオウギ(檜扇)”と言う、桧の薄板を重ねた扇のような葉の生えかたが特徴的です。
上のアヤメの写真と比べると分かりやすいですね。
4兄弟の最後は、“ヒメシャガ”。
山地の樹林下など、やや乾いた日陰などに自生しています。
他の3つと比べると小ぶりで、草丈は30cm程度ですが、アヤメやカキツバタとは違った魅力があります。
今回紹介した“アヤメ”、“カキツバタ”、“ヒオウギアヤメ”、“ヒメシャガ”は、すべて“アヤメ科”の多年草ですが、
名前や姿形だけでなく、育つ環境すらも違います。
植物もそうですが、普段の生活でも、いつもと違う目線で見てみると、また違った魅力を発見できるかもしれませんね。