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6月はアジサイの季節ですね。須砂渡口ゲート北側の東屋横にはヤマアジサイが咲いています。公園にあるアジサイの中で一番きれいに咲きますよ。小ぶりな花がたくさん咲いて見事です。

装飾花(萼)の発達した園芸種も良いですが、ヤマアジサイのシンプルな姿も素敵です。晴れの日は鮮やかに、雨の日はしっとりと。どちらでも楽しめるのはアジサイならではですね。


段々花畑や矢原沢の小径に咲くクガイソウ。輪生する葉が何段にもなることから九蓋草(九階草)呼ばれます。先端の細い20㎝ほどの花序は、清楚なお花の代表です。


シモツケに覆いかぶさっているのはクサフジです。クサフジは蔓(つる)性の茎を他の植物の表面に絡ませながら成長します。ピンクと紫の共演は、第2駐車場の植え込みで見られますよ。

ピンク色の可愛い花はカワラナデシコ。池周辺や段々花畑に多く咲きます。撫子(なでしこ)は、撫でるように可愛い花を意味します。なので公園の可愛いお花No.1ですね。
早朝から集まっているのは〝チップ敷き戦隊 シルバーズ〟の皆さんです。野の休憩所前の花壇に、園芸用のチップを敷く作業を行っていました。

軽トラックに積まれたチップを運んで花壇に敷いていきます。雨が降ると泥が跳ねて葉にこびりつき、成長が悪くなります。チップが泥跳ねを防いでくれるのです。見た目も良いですね。

野の休憩所正面にはサンパチェンスが植えられています。昨日はこちらにチップを敷きました。大きく成長することを見越して間隔を開けて植えられていますよ。

こちらはコリウス。野の休憩所北側花壇に植えたコリウスの余った分が植えられています。コリウスは葉を鑑賞するので、泥がついていると残念な状態になります。これだと安心ですね。

今日午前中は晴れ間が広がりました。でも先週土曜日から5日続いた梅雨の中休みも今日まで。明日は再び梅雨空に戻るようですよ。雨が降ったら、あづみの学校で遊んでくださいね。
野原一画の花壇ではスカシユリが咲き始めました。4年前に植えたものですが、同じ場所にチューリップも植えています。なのでチューリップの球根の掘り取りをせずに残しているのです。

鮮やかな黄色がとても綺麗です。花も大きいので良く目立ちますよ。黄色以外にも赤いスカシユリも少し咲いています。せっかくなので皆さんに見ていただきたいのですが、少し心配事が・・・

お猿さんにいたずらされてしまうのです。花を食べたり、抜いてしまうこともあります。そのせいで以前よりも少し減った気がします。今日も近くにお猿さんの群れがいました。ちょっと心配ですね。

こちらも黄色い花のトモエソウ。花弁が〝巴形(ともえがた)〟にねじれて咲くのが名前の由来です。朝に開花した花は夕方には萎れる一日花です。周りの蕾が次々に咲きますよ。

少し前に段々花畑に咲くキリンソウを紹介しましたが、こちらは段々花畑より西側にあるベンチ横の岩組の間で咲いています。山地の岩場に生育する本来の姿のようですね。
今日は朝から久しぶりに雲一つない青空。貴重な梅雨の晴れ間になりました。青空と木々の緑が目に鮮やかです。日中は気温も上がり、夏の陽気になりました。

標高2,857mの北アルプス常念岳。山頂付近の残雪も、いつの間にかほとんどなくなっていました。

先週は水辺の休憩所前の〝じゃぶじゃぶ池〟を清掃しました。とってもきれいになりましたよ。じゃぶじゃぶ池の利用は、7月の夏イベントの時期からになります。もう少しお待ちくださいね。

穂高口前、見晴らしの丘のキンギョソウは、見頃のピークを過ぎて花数も少なくなっています。それでも青空を背景に、カラフルな金魚たちが丘の上を元気に泳いでいますよ。

北の方角に見えるのは、大町市から白馬村、小谷村にかけての北アルプスの山並み。雪の多い白馬周辺でも尾根の雪は減っているようです。

明日の日曜日も晴れの予報です。厳しい暑さになりそうです。帽子や水分補給など、熱中症対策を十分にして遊びに来てくださいね。
穂高口前、見晴らしの丘のキンギョソウ。鮮やかな色合いのお花が、どんよりとした風景に浮かび上がります。晴れているとさらに綺麗ですが、曇りや雨の日でも見応えがありますよ。

キンギョソウは下から上へと花が咲いていきます。一番手前の赤い花は下の方が終わり、上の方を少し残して咲いています。ややピーク過ぎですが、6月いっぱいは楽しめそうです。

早朝から草取り作業を行っているのは〝草取り戦隊 シルバーズ〟の皆さんです。雨上がりの地面に膝をついての作業は、びしょびしょ、泥々になります。梅雨時期の作業も大変なのです。

草取の後はこのようにきれいになります。でも作業は始まったばかり。雨の合間を縫って、見晴らしの丘全体の草取り作業が続きますよ。

そしてこちらは野の休憩所北側にある花壇。いつの間にかコリウスが植わっていました。もちろんシルバーズの皆さんの作業です。8品種のコリウスの成長が楽しみですね。
段々花畑で開花が進んでいるのはウスゲヤナギラン。蘭ではなくアカバナ科に分類されます。ヤナギランは英名がfireweed。北米では、山火事の後に真っ先に群生するのが名前の由来だそうです。

150㎝ほどに成長するヤナギランに対し、60㎝ほどにしかならないアカバナユウゲショウ。こちらもアカバナ科に分類されますが、花の大きさは2㎝ほど。見過ごしてしまいますよ。

大きいものは2m近くにまで成長するオニシモツケ。公園では1mほどにしかなりません。白い小さな花が集まった散房花序は全部咲いても綺麗ですが、蕾と並んでいる様子も可愛らしいのです。

特徴のある花の形をしているヤマオダマキ。苧環(おだまき)は、紡いだ糸を巻く道具の名前です。萼と距の部分がクリーム色の、キバナノヤマオダマキも一緒に咲きますよ。

キリンソウは山地の岩場を好んで生育します。段々花畑では地面に植えられていますが、少し遅れて咲く花畑西側にあるベンチの裏側では、本来の姿のように岩組の間から生育します。
今朝の段々原っぱ。昨日までは伸びた芝とシロツメクサ(クローバー)が茂っていましたが、すっかり綺麗に刈り取られていました。これなら走り回っても足を取られることはありません。

乗用の芝刈り機では刈り取ることのできない端の方は、人力で刈っていきます。これから気温が高くなると炎天下での作業は大変です。なるべく早朝やこまめに休みながらの作業になりますよ。

そして6月のお花。先月から咲いているのはバイカウツギです。梅の花の形に似ています。野の休憩所北側の東屋前にたくさんあったのですが、剪定で少ししか残っていませんでした。残念。

6月に入って咲き始めたのはホザキシモツケ。縦長の花序が特徴です。濃いピンクの花や薄いピンクの花など、花色が少しずつ異なります。野の休憩所周辺で見ることが出来ます。

ホザキシモツケの花を扁平にしたのがシモツケです。ヤブキリの幼生が乗っていました。夏に一旦花の勢いは衰えますが、秋になると再び咲き始めて長く楽しむことが出来ますよ。
ノイバラにやって来たのはシロテンハナムグリです。最近になって一気に現れ始めました。ノイバラは香りが良く香水にも使われています。虫たちもお洒落を楽しみたいのでしょうか?

ヤマウコギにはたくさんのハナムグリたちが集まっています。小さいのはコアオハナムグリで、大きい方はアオハナムグリです。独特の強い香りが虫たちを集めるようです。

アゲハチョウと言えばキアゲハやクロアゲハなどを思い浮かべますが、こちらもアゲハチョウの仲間のウスバシロチョウです。ウスバアゲハの名前で出ている図鑑や文献もあります。

家具の艶出しに使われるイボタ蝋を分泌するイボタロウムシが樹皮に寄生することから名付けられたイボタノキ。その可愛らしい花にやって来たのはミドリヒョウモン。艶出し効果を狙ってる?

ウツギの蜜を吸っているイチモンジチョウ。花や樹液の他、動物の糞尿にも集まるそうです。糞尿にとまった後だと、ちょっと嫌ですね。きれいなお花が優先でお願いしますよ。
段々池周辺に出現しているオオルリシジミ。5月上旬に現れ始めてから1ヶ月ほどになりました。2日前に4頭確認しましたが、今朝は2頭だけ見ることが出来ました。

見つけられないのを合わせても、残っているのは5頭ほどだと思われます。こちらの個体は左の翅がボロボロです。今朝は曇っていたので翅を広げて体温を上げているようです。

もう1頭は翅は欠けていませんが、色は少しは褪せていました。クララの葉の上で休息中です。

クララの花。本来なら幼虫の食草になるのですが、卵のうちに寄生蜂にやられていることが多く、幼虫の姿を見つけるのは難しいようです。里山文化ゾーンの保護区で無事育つのを期待しましょう。

オオルリシジミが終わりに近づくと、池周辺ではウツボグサが咲き始めますよ。周囲の草花からもオオルリシジミの生活史が読み取れますね。また来年の5月にオオルリシジミを見に来てくださいね。
休園日の今日は、段々花畑の鯉のぼりが撤去されました。11時頃に見に行くと、すでに残りはワイヤー2本分になっていました。高所作業車でアカマツに取り付けられているワイヤーを外します。

ワイヤーが少しずつ降ろされます。設置から2か月余り楽しませてくれた鯉のぼりが下りていくのは、なんだか寂しい気がします。設置するのは大変ですが、撤去はあっという間です。

期間中は子供たちや家族みんなで、鯉のぼりと一緒にたくさん写真を撮っていただきました。降ろされた鯉のぼりたちは、また来年の春までしばらくお休みになりますよ。ご苦労様でした。

鯉のぼりが撤去された段々花畑には、1株のウスゲヤナギランが咲いていました。梅雨に時期に入ると本格的に咲き始めます。初夏の山野草も楽しみにしてくださいね。

そして段々池周辺では草刈り作業が行われました。オオルリシジミの数も少なくなり、クララを植えている柵の中の草を残して刈り取りました。オオルリシジミもそろそろ終わりになりそうです。