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今日はどんよりとした曇り空。昨日からパッとしないお天気が続いています。それでも穂高口前の見晴らしの丘では、色鮮やかなキンギョソウが見頃になっていますよ。
開園前から花壇の手入れをしてくれているのは、お馴染みの〝草取り戦隊 シルバーズ〟の皆さんです。自分たちで植えたキンギョソウが立派に育つのを見ると、感慨もひとしおです。
下から上へと咲いていくので、早く咲いた花は落ちていきます。落ちたばかりのきれいな花を集めましたよ。まるで可愛い金魚ちゃんが泳いでいるようですね。
変わってこちらはピンクの帽子が可愛い〝おたまくん〟です。今日は保育園の親子遠足で来てくれましたよ。たくさんのお友達のパワーに押され気味。いつもに比べ、朝から少しおとなしめです。
それでも大好きなお魚や昆虫たちを見て、少しずつ元気になっていきました。帰る前には「たのしかった」と笑顔満開。次は6月から始まる『カエル展』が待ち遠しい、おたまくんなのでした。
開園前、野の休憩所周辺を散歩していたのはキジのペア。久しぶりに出会いましたよ。桜の木の下で逆光も重なって、オスは黒いシルエットになりました。まるで童話の挿絵のようです。
オスとメスが一緒にいるときは、メスの方が先に行動しているように感じられます。こちらに気づいて小走りに通り過ぎていきました。よほど驚かない限り飛んで逃げることはありません。
その後をオスがついていきます。キジは複数のメスからなるハーレムを作りますが、今年はまだ1羽のメスと一緒にいる姿しか見ていません。草食系男子でしょうか?
オオルリシジミの出現している段々池には、マガモがやって来ました。今年初お目見えです。頭が緑色をしているのはオスです。後にいるのは先に暮らしているカルガモです。
こちらはマガモのメス。カルガモによく似ていますが、嘴(くちばし)の先端が黄色いカルガモとは違うことがわかります。池の環境を気に入ってくれると良いですね。
段々池周辺で見られるオオルリシジミ。今朝は23頭を確認しましたよ。最初の出現から約2週間が経ち、メスの個体が増えています。交尾を終えたメスがクララに産卵する様子も見られました。
幼虫の食草であるクララの花芽に産み付けられた卵。繁殖を期待したいのですが、池周辺では卵寄生蜂の影響を受けることが多いようです。ちょっと残念ですね。
早くに出現したメスでしょうか、翅がボロボロになっていました。5月下旬になると、少しずつこのような個体が増えてきます。綺麗なオオルリシジミを見たい方は、お早めにどうぞ。
展望テラス2回から段々池を見た写真です。赤い枠で囲っている所がクララが生えている場所になります。初めての方は参考にしてくださいね。撮影をしているカメラマンにも教えてもらいましょう。
こちらはアミメカゲロウの仲間のキバネツノトンボです。池周辺にたくさん飛んでいて、先日産卵の様子を見ることが出来ました。下から上へと卵を2列に産んでいましたよ。貴重な瞬間ですね。
ガクアジサイに似ているのは、秋に赤い実を付けるカンボクの花。白い花のように見えるのは装飾花(萼)です。中央にある花が咲き始めると、たくさんのコアオハナムグリが集まります。
ミズキも清涼感のある白い花を咲かせます。春先に枝を切ると、切り口から水(樹液)がしたたり落ちることから「水木」と言うそうです。枝を切るのがもったいないので確かめませんよ。
上向きに大きな花を咲かせるホオノキ。たまたま横向きに咲いていたので花の様子がよくわかります。匂いが強いのでお猿さん好み?今年は特にたくさん食べられています。
さらに甘い香りを漂わせるのはハリエンジュです。一般的にはニセアカシアと呼ばれています。お菓子のような匂いはお猿さんの大好物です。蜂蜜の蜜源にもなっていることで知られています。
少し変わったお花はマユミ。1㎝ほどの小さな花は薄緑色をしているのであまり目立ちません。同じ仲間のニシキギも似たような花を咲かせます。気づきにくいですが観察してくださいね。
段々花畑に咲いているのはニッコウキスゲ。諏訪市の北に位置する霧ヶ峰高原では6月下旬から7月下旬にかけて開花しますが、あづみの公園ではこの時期に咲きますよ。
写真を撮っていたら大きな蝶がやって来ました。ミヤマカラスアゲハでしょうか?小刻みに翅をパタパタさせながら、ニッコウキスゲの蜜を吸っていました。大きな花には大きな蝶が似合います。
同じ段々花畑で見頃になっているのはアヤメです。池周辺にたくさん咲いているのはカキツバタですが、アヤメは乾燥した場所を好みます。色が濃くて大きくなるアヤメがたくさん咲いています。
こちらは色が薄くて草丈も低いアヤメ。数も多くありません。こちらが在来種で、色の濃いのが園芸種?不確かで申し訳ありません。見比べてくださいね。
ヒオウギアヤメは湿地を好むようです。なので池の縁に咲いています。最初は2株ほどだったのですが、最近小さな株を複数見つけました。知らないうちに増えているようですね。
色とりどりのキンギョソウの間を元気よく走るのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。穂高口前の見晴らしの丘までキンギョソウを見に行きましたよ。お気に入りは黄色いお花だそうです。
ひとしきりキンギョソウを見た後は、シャボン玉に挑戦。以前あまり上手く出来なかったのですが、今回はたくさんのシャボン玉が出来ました。口で吹くタイプより、振って作る方が簡単なようです。
毎週プールに通っているおたまくんは、お水が気になります。いつもは烏川幹線水路を見ていますが、今日はさらに大きな烏川をのぞきました。綺麗なお水がたくさん流れていて涼しげです。
段々池ではオオルリシジミを観察しました。おたまくんは蝶々も大好きです。希少な蝶をすぐ近くで見ることが出来ました。「ここにいるよ」と教えてくれましたよ。
あづみの学校では、今日が展示最終日の『交通安全ミニカー展示』も見学。遊びに来るたびにミニカーに釘付けです。今日は好きなものがたくさん見られて、とってもご機嫌なおたまくんなのでした。
昨日は雨の寒い1日でしたが、今日は朝からお天気も回復し気温も上昇しました。開園前の時間にオオルリシジミを見に行くと、4ペアが交尾をしていました。一気に繁殖モードに突入です。
1ペア目は下向きでしたが、2ペア目は開く前のクララの葉の上に乗っていました。じっとしているペアもあれば、良く動いて姿勢を変えるペアも多く見られます。
3ペア目も葉の上で交尾。1頭でいるときはクララだけでなく、周囲の草花にもとまっていますが、交尾をしている時は大体クララにいますよ。
4ペア目は縦向きです。個体差がありますが、メスはオスよりも一回り大きく裏翅の色も鮮やかなようです。こちらもオスは他の個体よりも色が褪せていて、少し早めに羽化したのかもしれませんね。
開園後、遊びに来てくれた〝ちーたん〟と一緒にオオルリシジミの観察。5ペア目を見つけましたよ。21日(日)も晴れの予報です。貴重な蝶の貴重な繁殖シーンを観察してくださいね。
今日は1日雨降りのお天気だったので、昨日とおとといの写真をご紹介。早朝にクララの穂先にとまるオオルリシジミ。背景には展望テラスと蝶ヶ岳。雪形〝白蝶〟が木に隠れているのが残念です。
ピンクの可愛い花はハルジオン。あちこちせわしなく飛び回り花にもよくとまりますが、絵になるような綺麗な花にとまるのは結構少ないのです。
メスが翅を広げていました。表側に黒い斑点があり、前羽の縁の黒い線がオスよりも太いので見分けることが出来ます。気温が上昇すると翅を閉じるので、朝早くが狙い目ですよ。
飛んで来たのはツバメシジミ。オオルリシジミより、一回りから二回りほど小さい大きさです。ルリシジミやベニシジミと戯れることもあります。「ねえねえ遊ぼうよ」と言ってるよう?
2頭はオスとメスです。時々絡むように飛びますが、お互いに交尾の準備が出来ていなかったようです。18日の朝は10頭確認しました。週末には交尾の様子が見られるかもしれませんね
手の上にちょこんと乗っているのはキビタキです。鮮やかなオレンジ色はオス。東南アジアで越冬し、春になると日本へ飛来し繁殖をします。公園の林の中では美しいさえずりが響いていますよ。
実はこのキビタキさんは、あづみの学校の屋外デッキの上にうずくまっていたのです。何かにぶつかって脳振とうを起こしたようです。運が悪いと首の骨が折れて死んでしまうこともあります。
こちらのドアにぶつかった跡がありました。外から見ると後ろの風景がガラスに写り込んで、向こう側に行けるように見えます。急いでいたのかもしれませんね。
しばらくは手の上でぐったりしていました。それでも少しずつ足に力が入ってくるのがわかります。確実に回復しているのが感じられました。
見つけてから10分ほどすると、しっかり起き上がりいつでも飛び立てる姿勢になりました。そして林の中に飛んでいきましたよ。次からはぶつからないように気を付けてね。
里山文化ゾーンの棚田エリアで始まっているのは、ヒマワリの植え付け準備です。早朝からトラクターのエンジン音が響きます。背景の〝おにぎり山〟を眺めながら作業もはかどります。
ヒマワリの種を蒔く場所に、農業用マルチシートを敷いていきます。シートを敷く前方では同時に土を耕す刃が回転しています。後方ではシートがめくれないように両端に土をかけていきます。
何度も往復して敷いていきますが、隣との距離を測りながらトラクターを運転します。敷き終わったらシートに穴を開けて、ヒマワリの種を植えていきます。夏に咲くヒマワリが楽しみです。
同じ里山文化ゾーンのナノハナ畑。『SPRING FESTA 2023』も14日で終わり、ナノハナも見頃のピークを過ぎています。ヒマワリ畑の準備が終わってから刈り取りを始めるそうです。
変わって田園文化ゾーンから見られる常念岳山頂付近の雪形は、3本爪の〝万能鍬(まんのうぐわ)〟が現れ始めました。ちょうど田植えの時期やヒマワリ畑の耕作と重なっていますね。