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今日はどんよりとした曇り空。昨日からパッとしないお天気が続いています。それでも穂高口前の見晴らしの丘では、色鮮やかなキンギョソウが見頃になっていますよ。
開園前から花壇の手入れをしてくれているのは、お馴染みの〝草取り戦隊 シルバーズ〟の皆さんです。自分たちで植えたキンギョソウが立派に育つのを見ると、感慨もひとしおです。
下から上へと咲いていくので、早く咲いた花は落ちていきます。落ちたばかりのきれいな花を集めましたよ。まるで可愛い金魚ちゃんが泳いでいるようですね。
変わってこちらはピンクの帽子が可愛い〝おたまくん〟です。今日は保育園の親子遠足で来てくれましたよ。たくさんのお友達のパワーに押され気味。いつもに比べ、朝から少しおとなしめです。
それでも大好きなお魚や昆虫たちを見て、少しずつ元気になっていきました。帰る前には「たのしかった」と笑顔満開。次は6月から始まる『カエル展』が待ち遠しい、おたまくんなのでした。
🌲森のクラフトパーティー🍃
5月27日(土)から7月2日(日)まで、「森のクラフトパーティーを開催します!
初夏の森を舞台に、様々なワークショップや体験プログラムを実施!
新緑の中でアクティビティに挑戦してみませんか?
詳しくはチラシ及びHPをご覧ください!
https://www.azumino-koen.jp/oomachi_matsukawa/event/index.php
5月25日(木) シャクヤク
梅雨は雨が多くて苦手だという方も多いのではないでしょうか。
しかし、むしろアルプスあづみの公園大町・松川地区は、新緑が生い茂り様々な山野草が花を咲かせ始めている時期にあります。
昆虫としてはハルゼミ、野鳥としてはキビタキ、山野草としてはアヤメやニッコウキスゲなど…
森の中に息づく豊かな自然が見られますよ!
そして今回ご紹介するのは、入口広場に植栽されているシャクヤクのお話です。
シャクヤクは、入口広場を出て芝生から右手の園路を進んだところにあります。
緑のコーンが置いてあり、立ち入り禁止とも書いてありますが、シャクヤクを見ていただくことは可能です。
実は、咲きそうで咲かない日々が続いております。
明日26日(金)は曇りの予報ですのでまだ開花しないかもしれません…
しかし27日(土)は晴れマークが!
一気に開花するかも?油断ができませんね。。
そしてこちらはササバギンラン(左)とニガナ(右)です。
ギンラン、ササバギンランはここ数日の雨や寒暖差でピークは過ぎてしまった印象です。
まだ開花前の個体もあるので是非観察してみてくださいね!
ニガナは園内各所に自生していますが、こちらの個体はシャクヤクの正面で見られました。
「雑草かな…」と思われがちですが、ニガナも野山に生える山野草です。かわいらしい花をつけるのでこちらも併せて観察してみてください。
開園前、野の休憩所周辺を散歩していたのはキジのペア。久しぶりに出会いましたよ。桜の木の下で逆光も重なって、オスは黒いシルエットになりました。まるで童話の挿絵のようです。
オスとメスが一緒にいるときは、メスの方が先に行動しているように感じられます。こちらに気づいて小走りに通り過ぎていきました。よほど驚かない限り飛んで逃げることはありません。
その後をオスがついていきます。キジは複数のメスからなるハーレムを作りますが、今年はまだ1羽のメスと一緒にいる姿しか見ていません。草食系男子でしょうか?
オオルリシジミの出現している段々池には、マガモがやって来ました。今年初お目見えです。頭が緑色をしているのはオスです。後にいるのは先に暮らしているカルガモです。
こちらはマガモのメス。カルガモによく似ていますが、嘴(くちばし)の先端が黄色いカルガモとは違うことがわかります。池の環境を気に入ってくれると良いですね。
段々池周辺で見られるオオルリシジミ。今朝は23頭を確認しましたよ。最初の出現から約2週間が経ち、メスの個体が増えています。交尾を終えたメスがクララに産卵する様子も見られました。
幼虫の食草であるクララの花芽に産み付けられた卵。繁殖を期待したいのですが、池周辺では卵寄生蜂の影響を受けることが多いようです。ちょっと残念ですね。
早くに出現したメスでしょうか、翅がボロボロになっていました。5月下旬になると、少しずつこのような個体が増えてきます。綺麗なオオルリシジミを見たい方は、お早めにどうぞ。
展望テラス2回から段々池を見た写真です。赤い枠で囲っている所がクララが生えている場所になります。初めての方は参考にしてくださいね。撮影をしているカメラマンにも教えてもらいましょう。
こちらはアミメカゲロウの仲間のキバネツノトンボです。池周辺にたくさん飛んでいて、先日産卵の様子を見ることが出来ました。下から上へと卵を2列に産んでいましたよ。貴重な瞬間ですね。
ガクアジサイに似ているのは、秋に赤い実を付けるカンボクの花。白い花のように見えるのは装飾花(萼)です。中央にある花が咲き始めると、たくさんのコアオハナムグリが集まります。
ミズキも清涼感のある白い花を咲かせます。春先に枝を切ると、切り口から水(樹液)がしたたり落ちることから「水木」と言うそうです。枝を切るのがもったいないので確かめませんよ。
上向きに大きな花を咲かせるホオノキ。たまたま横向きに咲いていたので花の様子がよくわかります。匂いが強いのでお猿さん好み?今年は特にたくさん食べられています。
さらに甘い香りを漂わせるのはハリエンジュです。一般的にはニセアカシアと呼ばれています。お菓子のような匂いはお猿さんの大好物です。蜂蜜の蜜源にもなっていることで知られています。
少し変わったお花はマユミ。1㎝ほどの小さな花は薄緑色をしているのであまり目立ちません。同じ仲間のニシキギも似たような花を咲かせます。気づきにくいですが観察してくださいね。
段々花畑に咲いているのはニッコウキスゲ。諏訪市の北に位置する霧ヶ峰高原では6月下旬から7月下旬にかけて開花しますが、あづみの公園ではこの時期に咲きますよ。
写真を撮っていたら大きな蝶がやって来ました。ミヤマカラスアゲハでしょうか?小刻みに翅をパタパタさせながら、ニッコウキスゲの蜜を吸っていました。大きな花には大きな蝶が似合います。
同じ段々花畑で見頃になっているのはアヤメです。池周辺にたくさん咲いているのはカキツバタですが、アヤメは乾燥した場所を好みます。色が濃くて大きくなるアヤメがたくさん咲いています。
こちらは色が薄くて草丈も低いアヤメ。数も多くありません。こちらが在来種で、色の濃いのが園芸種?不確かで申し訳ありません。見比べてくださいね。
ヒオウギアヤメは湿地を好むようです。なので池の縁に咲いています。最初は2株ほどだったのですが、最近小さな株を複数見つけました。知らないうちに増えているようですね。
色とりどりのキンギョソウの間を元気よく走るのは、お馴染みの〝おたまくん〟です。穂高口前の見晴らしの丘までキンギョソウを見に行きましたよ。お気に入りは黄色いお花だそうです。
ひとしきりキンギョソウを見た後は、シャボン玉に挑戦。以前あまり上手く出来なかったのですが、今回はたくさんのシャボン玉が出来ました。口で吹くタイプより、振って作る方が簡単なようです。
毎週プールに通っているおたまくんは、お水が気になります。いつもは烏川幹線水路を見ていますが、今日はさらに大きな烏川をのぞきました。綺麗なお水がたくさん流れていて涼しげです。
段々池ではオオルリシジミを観察しました。おたまくんは蝶々も大好きです。希少な蝶をすぐ近くで見ることが出来ました。「ここにいるよ」と教えてくれましたよ。
あづみの学校では、今日が展示最終日の『交通安全ミニカー展示』も見学。遊びに来るたびにミニカーに釘付けです。今日は好きなものがたくさん見られて、とってもご機嫌なおたまくんなのでした。
昨日は雨の寒い1日でしたが、今日は朝からお天気も回復し気温も上昇しました。開園前の時間にオオルリシジミを見に行くと、4ペアが交尾をしていました。一気に繁殖モードに突入です。
1ペア目は下向きでしたが、2ペア目は開く前のクララの葉の上に乗っていました。じっとしているペアもあれば、良く動いて姿勢を変えるペアも多く見られます。
3ペア目も葉の上で交尾。1頭でいるときはクララだけでなく、周囲の草花にもとまっていますが、交尾をしている時は大体クララにいますよ。
4ペア目は縦向きです。個体差がありますが、メスはオスよりも一回り大きく裏翅の色も鮮やかなようです。こちらもオスは他の個体よりも色が褪せていて、少し早めに羽化したのかもしれませんね。
開園後、遊びに来てくれた〝ちーたん〟と一緒にオオルリシジミの観察。5ペア目を見つけましたよ。21日(日)も晴れの予報です。貴重な蝶の貴重な繁殖シーンを観察してくださいね。
今日は1日雨降りのお天気だったので、昨日とおとといの写真をご紹介。早朝にクララの穂先にとまるオオルリシジミ。背景には展望テラスと蝶ヶ岳。雪形〝白蝶〟が木に隠れているのが残念です。
ピンクの可愛い花はハルジオン。あちこちせわしなく飛び回り花にもよくとまりますが、絵になるような綺麗な花にとまるのは結構少ないのです。
メスが翅を広げていました。表側に黒い斑点があり、前羽の縁の黒い線がオスよりも太いので見分けることが出来ます。気温が上昇すると翅を閉じるので、朝早くが狙い目ですよ。
飛んで来たのはツバメシジミ。オオルリシジミより、一回りから二回りほど小さい大きさです。ルリシジミやベニシジミと戯れることもあります。「ねえねえ遊ぼうよ」と言ってるよう?
2頭はオスとメスです。時々絡むように飛びますが、お互いに交尾の準備が出来ていなかったようです。18日の朝は10頭確認しました。週末には交尾の様子が見られるかもしれませんね
手の上にちょこんと乗っているのはキビタキです。鮮やかなオレンジ色はオス。東南アジアで越冬し、春になると日本へ飛来し繁殖をします。公園の林の中では美しいさえずりが響いていますよ。
実はこのキビタキさんは、あづみの学校の屋外デッキの上にうずくまっていたのです。何かにぶつかって脳振とうを起こしたようです。運が悪いと首の骨が折れて死んでしまうこともあります。
こちらのドアにぶつかった跡がありました。外から見ると後ろの風景がガラスに写り込んで、向こう側に行けるように見えます。急いでいたのかもしれませんね。
しばらくは手の上でぐったりしていました。それでも少しずつ足に力が入ってくるのがわかります。確実に回復しているのが感じられました。
見つけてから10分ほどすると、しっかり起き上がりいつでも飛び立てる姿勢になりました。そして林の中に飛んでいきましたよ。次からはぶつからないように気を付けてね。