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こちらはあづみの学校・理科教室の湧水水槽。 安曇野の湧水河川を再現した横に長い水槽です。 夏休み前に20㎝ほどのニジマスを50尾搬入しました。 この写真を見ると 「ニジマスはどこ?」 と思われるでしょう。
水槽の右半分を見てみると、さらに右側に固まりが! まるでおしくらまんじゅうのようです。
いつの頃からかお客様から 「ニジマスはなぜあそこに固まっているのですか?」 と毎日のように聞かれるようになりました。 「そこがいいから」 と答えたいのですが、どうやらそうではなさそうです。 左側に行きたくても行けないようです。 いじめっ子がいるのです。
養殖場でもそうですが、ニジマスは同じくらいの大きさでも強い個体が他のニジマスを追い払う行動が見られます。 この水槽でも数匹の強いニジマスがその他大勢を右隅に追いやっているのです。 少しかわいそうですが、給餌の時にはみんなちゃんと寄ってきて餌を食べますよ。
ニジマスのおしくらまんじゅう。 ガラス越しに 「あっち行けよ!」 「お前こそ向こう行けよ!」 というニジマスの声が聞こえてきそうです。
8月31日に開催されました 「さわやか自然体験ツアー in 安曇野」 で子供たちが採集したミズカマキリ。 水中にすむカマキリの仲間だと思われている方が多くおられます。 ミズカマキリはカメムシ目に分類され、カマキリ目のカマキリとは全く異なります。
偶然同じ日にオオカマキリを見つけました。 大きなカマを持つ姿がよく似ています。 獲物を待ち伏せて捕えるところも似ています。 しかし餌を食べる様子は異なり、カマキリは昆虫などを捕えムシャムシャと食べますが、ミズカマキリは他の水生昆虫や小魚などを捕えると獲物に口吻を刺し、消化液を注入し溶かした体液を吸います。 どちらも捕食シーンはちょっと怖いですね。
そのほかにも水面に長い呼吸管を出して呼吸をするなど、水生昆虫ならではの生態を持つミズカマキリ。 夏休みが終わり子供たちの姿がなくなったじゃぶじゃぶ池で、ひっそりと獲物を待ち構えているでしょう。
本日、アルプスあづみの公園堀金・穂高地区を会場に、【abn 北陸コカ・コーラPRESENTS「さわやか自然体験ツアーin安曇野」が開催され、抽選で選ばれた、県内の約70名の親子が参加しました。
今回は「水の不思議」と題した講演後、自然観察をしながらじゃぶじゃぶ池へ移動!
じゃぶじゃぶ池では、アメンボやミズカマキリなどの水に住む生き物をたくさん見つけました!
午後は、あづみの学校に戻り、芸術教室で「木のぴかぴかグッズを作ろう!」を体験したり!
社会科教室で安曇野の民話『万水川の河童』の紙芝居を聞いたり!
理科教室では、安曇野の清流に住む魚たちや、池で見つけた水中昆虫の観察をしたりと、公園を一日かけて満喫しました!
今回のイベントの様子は、本日8/31(日)夕方5時30分からと、9/21(土)10:30~10:35に放映予定です。
是非、ご覧ください!
小さな花がひっそりと道端に咲いていました。この花はゲンノショウコで、フウロソウ科の多年草の植物です。夏から秋にかけて西日本ではピンク色、東日本では白色の小さな花をつけます。
「ゲンノショウコ」と聞くと花よりも薬をイメージしてしまします。たくさん飲んでも便秘や下痢などの副作用がなく、優れた健胃整腸剤として、食あたり・下痢・慢性の胃腸病や便秘に効き目があるそうです。
ゲンノショウコを煎じて飲めばたちまち効果が現れるところから、「現の証拠」(げんのしょうこ)と名づけられたと云われています。
中国から渡来してきた漢方薬とは別で、日本のヒトたちが見つけて飲み続けているお腹に優しい民間のお薬だそうです。
夏から秋にかけて堀金・穂高地区の段々花畑や野原周辺では、キリギリスの鳴き声がたくさん聞かれます。 童話 「アリとキリギリス」 や、鳴く虫の代表の一つとして知られているキリギリスですが、子供から年配の方まで、実物はあまり見たことがないようです。
キリギリスを展示をしていると、 「このバッタ、気持ち悪い!」 とか 「キリギリスってこんなに大きいの?」 という声が多く聞かれます。 また、 “ギー、チョン” という鳴き声に、 「何が鳴いてるの?」 とか 「スズムシガ鳴いてるよ」 などという声も・・・
そんなキリギリスですが、自然では草原や河原などにすみ、雑食性で植物の他に昆虫なども食べます。 普段は草むらの中で鳴いているのですが、時々出てきて姿を見せることもあります。 この日は段々花畑で偶然お食事中のメスのキリギリスに出会いました。 餌はなんとミミズ! モリモリと食べる姿はちょっと怖いくらいでした。
キリギリスは日中盛んに鳴きます。 “ギー、チョン” という声を頼りに探してみてはいかがでしょうか?
「今朝は雨が降りましたが、日中は晴れて暑くなりじゃぶじゃぶ池で遊びました。
時々来ますが、いつも楽しく遊んで帰ります!」
残暑が続く中、公園ではじゃぶじゃぶ池のご利用を、9月1日(日)まで延長しました。
暑い夏の終わりを、家族でおこしいただき、
じゃぶじゃぶ池で暑さを吹き飛ばして
お楽しみください。
閉園後、日が暮れて辺りが闇に包まれる時刻になると、公園のあちこちから涼しげな音が聞こえてきます。 鳴く虫の仲間たちです。
「コロコロコロリー」 はエンマコオロギ。 「スィーッ チョン」 はウマオイ。 そして 「ルルルルルルル・・・」 と一際美しく鳴くのがカンタンです。
体は黄緑色が少し透けたような色合い。 その見た目の気品と鳴き声の美しさから “鳴く虫の女王” とも呼ばれています。 大きさはわずか2cmほどですが、遠くまで通る大きな声で鳴きます。 懐中電灯を手に鳴き声を頼りに探すと、草にしっかりとしがみつき翅を擦り合わせて鳴いている様子が観察できました。
主に夜行性ですが、気温の低い日には昼間でも鳴き声が聞かれます。 草むらで耳を傾けてみてください。
夜の音楽会の演奏者たちはまだまだその数を増やし、晩秋まで美しい鳴き声を聞かせてくれます。