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アサギマダラ

堀金・穂高地区
2023年6月13日

今日は段々花畑でアサギマダラを見つけましたよ。翅を広げると10㎝ほどになる大型の蝶で、本州から南西諸島や台湾にまで、長くて2,000km以上も移動することが知られています。

この時期のアサギマダラは南から北へと移動します。なので九州や沖縄方面から飛んできたことになります。秋には逆に北から南へと渡りますよ。遠い距離をご苦労様です。

マダラチョウの仲間で、翅の半透明の部分が薄い藍色の「浅葱色(あさぎいろ)」をしているのが名前の由来になっています。曇っている時の方が浅葱色が良くわかります。

良く見ると右の前翅に穴が開いていました。長距離を渡るために丈夫な翅をしているので、あまり傷んでいるのを見たことがないのですが、長旅の途中で怪我をしたのかもしれませんね。

とまっていたのはフジバカマです。秋に花が咲くころに蜜を求めてやって来ます。花が咲いていなくても大好きな草がわかるようですよ。まだ旅の途中?公園でゆっくり休んでいってね。

 

キセキレイの繁殖

堀金・穂高地区
2023年6月12日

「ごはんちょうだい!」と大きな口を開けているのはキセキレイのヒナです。今月の6日頃に孵化したようです。ふわふわの羽毛と大きな目が可愛いですね。歌を歌っているようにも見えますよ。

巣があるのは、あづみの学校の職員通用口のすぐ右上です。外壁の隙間に巣があります。去年はこの場所の正面に巣をかけてヒナが生まれましたが、アオダイショウに襲われてしまったのです。

先月からこの場所に出入りしていたキセキレイの親鳥。しばらくするとメスがずっと巣の上にいるので産卵したことがわかりました。

今月3日、留守を見計らって覗くと6個の卵がありましたよ。

ヒナが生まれてから親鳥は頻繁に餌を運びます。胸の部分が黒いのはオスです。卵はメスが温めていましたが、餌を運ぶのはオスが多いように思われます。口には捕らえた虫をくわえています。

そして10日に撮影した写真。一回り大きくなって目も少し開いています。翼の部分には硬い羽も生えてきたようです。今年はアオダイショウに襲われることなく、無事巣立ってほしいですね。

 

オタマ落下

堀金・穂高地区
2023年6月11日

あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』。モリアオガエルの卵塊から、たくさんのオタマジャクシが出てきましたよ。その数、200匹以上はいるようです。

オタマジャクシが出た後の卵塊。中がぽっかりと開いています。出る瞬間を見たかったのですが、昨日の夜の間に出たようです。

そして今日は、お隣にある卵塊からオタマジャクシが落ち始めました。今月4日に産卵したものです。卵塊の下の方が柔らかくなって、オタマジャクシがモゾモゾ動くたびに下の方へ移動します。

落ちる瞬間がこちら。この後ポトッと落下したのですが・・・

真下に木の枝がありくっついてしまいました。でもオタマジャクシはあきらめませんよ。何度もくねくね動いて再びポトッと落下しました。今度はちゃんと水の中です。今日は見学のお客様も、オタマジャクシが水に落ちる瞬間を見ることが出来ました。貴重な瞬間ですね。

 

【R5.6.11(日) 雨の園内】

大町・松川地区

先日、関東甲信が梅雨入りしたとの報道がありました。
雨の日が増えてきて、憂鬱な気分になっている方も多いのではないでしょうか。
じめじめして洗濯物は乾かないし、外出も気が乗らなくなり、いいことがあまりないような気がしてしまいます。
しかし、我々人間とは対照的に、植物たちは元気いっぱいです。
あおあおと葉をつけたモミジの葉が雨に濡れて、幻想的な雰囲気に。

園内に広く生えているエゴノキは、真っ白な花をたくさんつけています。
近寄ると、お花の甘くていい香りが感じられます。
雨や風の影響で花が落ち始めているので、見頃もそろそろ終盤といった印象です。

一部のモミジイチゴは、葉の裏側に実をつけていました。つやつやとして、おいしそうですね。

あづみの苑地のニッコウキスゲもたくさん花が開いてきました。
遠くから見るとあまり目立たないように感じますが、近くで見ると華麗です。

シャクヤクは、もともと大きな花の自重でうなだれていたところを雨に打たれたせいか、ほとんどが下を向いてしまっています。
花びらも落ちているので、見頃は終わりのようです。

そしてなんといっても、雨の季節に出てくるものといったらキノコです。
園内では様々な種類のキノコが見られますよ。

つい見逃しがちな足元も、よーく見てみるといろいろなキノコたちが…
なんだか、雨の日の散策が楽しみになってくる気がしませんか?

※毒性を持っている場合がありますので、園内に生えているキノコには触らないようにお願い致します。

最後に、見頃を過ぎてしまいましたが、ギンリョウソウもまだ見られますよ!
枯れ始めているものと、まだまだ元気なものと2つの姿が見られます。

長靴やレインブーツなど足元が濡れない履物で、雨の日の園内を散策するのも普段とは違った景色や植物などが観察できるのでおススメです。
ぜひ、足を運んでみてくださいね♪

 

オタマからカエルへ

堀金・穂高地区
2023年6月10日

昨日のブログを見てカエル展に来てくれたのは、いつもお馴染みの〝ちーたん〟です。卵塊の中のモリアオガエルのオタマジャクシが見たかったのです。モゾモゾ動くオタマジャクシに感動です。

昨日よりも下の方に集まっている感じでしたが、卵塊が少し乾燥気味だったので霧吹きをしました。すると、ピョコピョコっと1匹だけ落ちてきましたよ。順調に出てくると良いですね。

こちらはヤマアカガエルのオタマジャクシです。公園の段々池で採集したものを展示しています。後ろ足が出ている状態までは餌を食べています。

前足が出てくると顔付きも変わってきます。餌も食べなくなり徐々に尾も短くなります。体の機能も鰓呼吸から肺呼吸へと変わっていくのです。

尾が完全に吸収されてカエルの形になりました。変態が無事終わり上陸です。これからは小さな羽虫などを食べて成長します。変態直後は飼育が難しいので、また池に戻してあげますよ。

 

モリアオガエルの卵塊

堀金・穂高地区
2023年6月9日

飼育ケースのガラスにくっついているのはモリアオガエルの卵塊です。モリアオガエルは水辺に張り出した樹木の葉に産卵します。今はちょうどモリアオガエルの産卵期にあたります。

今月3日の夜に産卵したモリアオガエル。産卵は主に夜間行われるので、見ることはできませんでした。産卵から5日目の昨日、卵塊の中でオタマジャクシが動いているのが見えました。

今日は昨日よりも黒くなっているのがわかります。卵塊が柔らかくなると、オタマジャクシは水の中に落ちていきます。明日になれば落ちる様子が見られるかもしれませんよ。

飼育ケースには他にも2つの卵塊があります。それぞれ1日ずつずれて産卵しているので、オタマジャクシが出てくる様子もしばらく観察できそうです。

こちらは抱接中のペア。大きい方がメス、背中に乗っているのがオスです。今夜にも産卵しそうです。あづみの学校理科教室の特別展示『あめあめふれふれ カエル展』で見てくださいね。

 

芝刈り✿6月のお花

堀金・穂高地区
2023年6月8日

今朝の段々原っぱ。昨日までは伸びた芝とシロツメクサ(クローバー)が茂っていましたが、すっかり綺麗に刈り取られていました。これなら走り回っても足を取られることはありません。

乗用の芝刈り機では刈り取ることのできない端の方は、人力で刈っていきます。これから気温が高くなると炎天下での作業は大変です。なるべく早朝やこまめに休みながらの作業になりますよ。

そして6月のお花。先月から咲いているのはバイカウツギです。梅の花の形に似ています。野の休憩所北側の東屋前にたくさんあったのですが、剪定で少ししか残っていませんでした。残念。

6月に入って咲き始めたのはホザキシモツケ。縦長の花序が特徴です。濃いピンクの花や薄いピンクの花など、花色が少しずつ異なります。野の休憩所周辺で見ることが出来ます。

ホザキシモツケの花を扁平にしたのがシモツケです。ヤブキリの幼生が乗っていました。夏に一旦花の勢いは衰えますが、秋になると再び咲き始めて長く楽しむことが出来ますよ。

 

花に集まる虫たち

堀金・穂高地区
2023年6月7日

ノイバラにやって来たのはシロテンハナムグリです。最近になって一気に現れ始めました。ノイバラは香りが良く香水にも使われています。虫たちもお洒落を楽しみたいのでしょうか?

ヤマウコギにはたくさんのハナムグリたちが集まっています。小さいのはコアオハナムグリで、大きい方はアオハナムグリです。独特の強い香りが虫たちを集めるようです。

アゲハチョウと言えばキアゲハやクロアゲハなどを思い浮かべますが、こちらもアゲハチョウの仲間のウスバシロチョウです。ウスバアゲハの名前で出ている図鑑や文献もあります。

家具の艶出しに使われるイボタ蝋を分泌するイボタロウムシが樹皮に寄生することから名付けられたイボタノキ。その可愛らしい花にやって来たのはミドリヒョウモン。艶出し効果を狙ってる?

ウツギの蜜を吸っているイチモンジチョウ。花や樹液の他、動物の糞尿にも集まるそうです。糞尿にとまった後だと、ちょっと嫌ですね。きれいなお花が優先でお願いしますよ。

 

オオルリシジミ残り僅か

堀金・穂高地区
2023年6月6日

段々池周辺に出現しているオオルリシジミ。5月上旬に現れ始めてから1ヶ月ほどになりました。2日前に4頭確認しましたが、今朝は2頭だけ見ることが出来ました。

見つけられないのを合わせても、残っているのは5頭ほどだと思われます。こちらの個体は左の翅がボロボロです。今朝は曇っていたので翅を広げて体温を上げているようです。

もう1頭は翅は欠けていませんが、色は少しは褪せていました。クララの葉の上で休息中です。

クララの花。本来なら幼虫の食草になるのですが、卵のうちに寄生蜂にやられていることが多く、幼虫の姿を見つけるのは難しいようです。里山文化ゾーンの保護区で無事育つのを期待しましょう。

オオルリシジミが終わりに近づくと、池周辺ではウツボグサが咲き始めますよ。周囲の草花からもオオルリシジミの生活史が読み取れますね。また来年の5月にオオルリシジミを見に来てくださいね。

 

サヨナラ鯉のぼり

堀金・穂高地区
2023年6月5日

休園日の今日は、段々花畑の鯉のぼりが撤去されました。11時頃に見に行くと、すでに残りはワイヤー2本分になっていました。高所作業車でアカマツに取り付けられているワイヤーを外します。

ワイヤーが少しずつ降ろされます。設置から2か月余り楽しませてくれた鯉のぼりが下りていくのは、なんだか寂しい気がします。設置するのは大変ですが、撤去はあっという間です。

期間中は子供たちや家族みんなで、鯉のぼりと一緒にたくさん写真を撮っていただきました。降ろされた鯉のぼりたちは、また来年の春までしばらくお休みになりますよ。ご苦労様でした。

鯉のぼりが撤去された段々花畑には、1株のウスゲヤナギランが咲いていました。梅雨に時期に入ると本格的に咲き始めます。初夏の山野草も楽しみにしてくださいね。

そして段々池周辺では草刈り作業が行われました。オオルリシジミの数も少なくなり、クララを植えている柵の中の草を残して刈り取りました。オオルリシジミもそろそろ終わりになりそうです。